事業報告2015
事業名  男女共同参画サポーター養成講座 
 いわて男女共同参画プランにおける施策の基本的方向 Ⅰ 男女共同参画をリード・サポートする人材の育成
  ■教育・学習の充実  ■意識改革と制度・慣行の見直し
  ■政策・方針決定への女性の参画拡大
Ⅱ 家庭・地域・職場において個性と能力を発揮できる社会づくり
  ■ワーク・ライフ・バランス  ■地域・家庭における男女共同参画
  ■農林水産業・商工自営業における男女共同参画
Ⅲ 女性に対する暴力の根絶と、女性の健康支援
  ■あらゆる暴力の根絶  ■生涯にわたる健康支援
目的 男女共同参画に興味・関心があり、男女共同参画の推進活動に意欲のある方を「男女共同参画サポーター」として養成し、県及び各地域における男女共同参画の意識の向上と活動の推進を図ること。
期待される効果 (1)県民の男女共同参画に関する理解、関心を高めることができる。
(2)センターと受講生または受講生同士のネットワークの構築に寄与する。
(3)公開講座の開催により、長期間にわたる講座に参加できない県民の参
  加を促進することができる。
(4)講座終了後の受講生と各市町村の協働を支援・推進することができる。
日時 平成27年5月12日(火)~9月30日(水) 全15講座
場所 ・いわて県民情報交流センター アイーナ8階803・812
【地域開催】
・7月 11日(土)紫波会場   紫波町オガール 大スタジオ 
・ 7月 25日(土)釜石会場   釜石市教育センター 
・ 8月 22日(土)平泉会場   平泉町役場 会議室
主催 岩手県男女共同参画センター、岩手県
参加人数 44名
  内容 【第1回目  5月12日(火)】
■第1講座「男女共同参画概論」
 講師 
関西学院大学総合政策学部客員教授 大崎 麻子 さん
■第2講座「岩手県の男女共同参画へのとりくみ」
 講師 岩手県環境生活部青少年・男女共同参画課長 中里 裕美
■第3講座「気づきのワークショップ」
 講師 岩手県男女共同参画センター 事業担当職員 沼田 崇子
     
    

男女共同参画社会を実現すためにはどうしたらよいのか。男女共同参画の導入となる知識を習得するとともに、これから共に学んでいく皆さんと顔を合わせてお互いに意識を高め合いました。

【第2回目  6月5日(金)】
■第4講座『「生」と「性」から考える男女共同参画社会~』
 講師 岩手看護短期大学講師 西里 真澄 さん

                
              
  
「生きること」と切り離すことのできない「性」の問題を通じ、男女がそれぞれに尊重し合う男女共同参画の大切さを学びました。自己肯定感や命のお話は心に響き、共に支え育ちあう大切さを考える講座となりました。
■第5講座「ひとりひとりの多様性を尊重する 地域づくり
              ~多様な性・生を生きる人の視点から~」
 講師 弘前大学男女共同参画推進室  山下 梓 さん
            
人種・国籍・性・年齢を問わずにそれぞれの「違い」を認め、受け入れ合う、誰もが暮らしやすい地域とは何かについて、LGBTI(セクシュアルマイノリティ)を軸にお話をしていただきました。世界の現状から日本、岩手の現状・取り組みについて学び、誰もがいきいきと自分らしく生きる社会について考える講座となりました。

【第3回目 6月14日(日)】
■第6講座「いわて男女共同参画フェスティバル2015」  
 基調講演「イクメンならなきゃ もったいない!」
 講師 ダイアモンド✡ユカイ さん
     
   

【第4回目 7月1日(水)】
■第7講座「なぜ男は暴力を選ぶのか?-DV加害者の実像と対策」
 講師 東北大学文学部教授 沼崎 一郎 さん
    
なぜDV加害者は暴力による支配を行うのか。DVの被害者や子どもはどんな状況に置かれているのかなど、まず犯罪であるDVの基本的知識を知り、そのDVに対する警察の対応を学びました。その後、DV加害者の実像とその特徴について学習しました。DV家庭で育つ子どもに与える影響や、被害者への対応などについて学習し考えていく中で、暴力根絶への理解を深める講座となりました。
■第8講座「若者の間にも広がるDV~デートDVとSNSの恐怖~」
 講師 NPO法人湘南DVサポートセンター 瀧田 信之 さん

       
DV加害者の多くが男性であることから、加害者にならないための予防教育を、若者の間に広がるデートDVを通して考えました。今、中学生にも広がるデートDVとそれを助長するSNSをテーマに暴力予防教育の大切さを考え、教育現場でどのように対処できるかを学ぶ講座となりました。
  
【第5回目 地域開催】
■第9講座「先輩サポーターの活動事例から学ぶ、
              地域の男女共同参画の推進」
 7月11日(土)  紫波町(紫波町オガール 大スタジオ)
 講師  平成24年度認定サポーター  西川 俊昭 さん
     平成23年度認定サポーター  堀内 育子 さん
     平成26年度認定サポーター  千葉 幸喜 さん
     

 7月25日(土)  釜石市(釜石市教育センター)
 講師  平成14年度認定サポーター  岩切 久仁 さん
     平成16年度認定サポーター  清水 静枝 さん
     平成18年度認定サポーター  石垣 邦子 さん
     
 
 8月22日(土) 平泉町(平泉町役場 会議室)
 講師  平成15年度認定サポーター 佐藤 広徳 さん
     平成18年度認定サポーター 鈴木 陽子 さん
     平成13年度認定サポーター 小野寺 福子 さん
  
    

認定サポーターの活動を学び、受講生のみなさんもサポーターとして認定されたあと、それぞれの地域でどのような貢献ができるか、認定後の活動に向けた具体的なイメージを持つ機会となりました。

■第10講座 「『生きづらさ』を考える
            ~わたしたちの生活の中でできること~
 講師 岩手県男女共同参画センター 沼田 崇子
         
    
誰もが『生きやすい』社会の実現に向けて、どのような動きがあるのかを知り、そのうえで、ひとりひとりができる取り組みを考える講座となりました。

【第6回目 9月4日(金)】
■第11講座「復興まちづくり~男女共同参画の視点から」
 講師 復興庁 男女共同参画班主査 石原 浩樹 さん
    ジェンダーアクション・プラットフォーム理事 高橋 聖子 さん
    
本格化する復興、まちづくりを考える上でなぜ男女共同参画の視点を取り入れる必要があるのか。男女共同参画の視点を取り入れることで、よりよいまちづくりやコミュニティ形成などの実現につながることを学びました。
■第12講座「復興・防災、あなたは何ができる?」
 講師 ジェンダーアクション・プラットフォーム理事 高橋 聖子 さん
    
男女共同参画サポーターとして復興・防災の場面で何ができるのか、地域で何を始めることができるのかをワークショップを通じて学びました。

【第7回目 9月29日(火)】
■第13講座 「岩手県における女性の政策決定過程への参画」
 講師    県議会議員   軽石 義則 さん
       北上市議会議員 小原 享子 さん
 進行    岩手県男女共同参画センター 副センター長 山屋 理恵
   

2名の現役の議員の方から、それぞれの取り組みの具体例を交えた、議員活動の苦労ややりがいなど普段は聞けないお話をお聞きしました。議員が考える、男女共同参画社会のあり方もお話いただきました。

■第14講座第1部 「わたしたちもできる!男女共同参画を広めよう」
 司会進行:関西学院大学総合政策部 客員教授 大崎 麻子 さん
    事例発表:結ふる・さざほざの会 会長 佐藤 広徳 さん
    事例発表:岩手県男女共同参画センター職員 佐々木 啓江

     

岩手県での事例を知りながら、地域に戻って何をすればいいのか、関心を持ってもらうイベント作りについて、費用や集客のコツ、地域との連携などを学ぶ講座となりました。
■第14講座第2部 「地域の人を巻き込む、イベント作り!」
 講師 関西学院大学総合政策学部 客員  大崎 麻子さん
    結ふる・さざほざの会 会長    佐藤 広徳さん

     

近い市町村でグループを作り、地域の人を巻き込むイベント企画を話し合いました。作成のポイントを学習し、それに沿って作り上げました。各グループごとにユニークなイベントがたくさん出来上がりました。
■宿泊研修
希望者のみ宿泊研修を行いました。「プチ・リフレッシュ講座」と題したワークショップでは、アロマセラピー&リフレクソロジーサロン T-treeの福村 惠さんを講師に、ワークライフバランスについて、ご自身の経験に基づいてお話いただきました。ストレス社会との付き合い方、ハンドマッサージを通じたコミュニケーション、自分自身の体との向き合い方など、男女共同参画におけるメンタルヘルス講座をハンドマッサージを体験しながら学びました。

     


【第7回目 9月30日(水)】
■第14講座 「わたしたちもできる!男女共同参画を広めよう」企画発表

    

関西学院大学総合政策学部 客員教授 大崎 麻子さんに引き続きコーディネートをしていただき、各グループごとに企画を発表しました。今までの講座で学んだことを盛り込みながら地域に戻ってどのように活かしていくか、アイディアあふれる企画が並びました。
■第15講座 「研修成果発表・まとめ」

    

最後の講座では、講座を通じて一番学んだことや印象に残ったこと、これから地域に戻ってどのような活動をしたいかなど、受講生さんの想いや抱負をお一人おひとりスピーチしていただきました。


■閉講式
5月から始まり5か月間受講されたみなさんは達成館を感じている様子でした。いわて男女共同参画サポーターの会の神谷ミツ子会長より、先輩方の活動についての紹介と「共に活動していきましょう」というメッセージが送られました。新たに認定された30名の男女共同参画サポーターの皆さんと共に、男女共同参画社会の推進に努めてまいります。

    


参加者の声  ・男性も女性もすべての方が生きやすい社会をつくる、その一因になりたいと思いました。みんなが暮らしやすい地域をみんなでつくって行くことが大切と感じます。
・さまざまな地域活動や事業で活かしたいです。それぞれの立場を理解すること、そしてその上で歩み寄りながら最善のかたちを探し続けること。

 担当者より 27年度も県内各地からたくさんの方に参加していただき感謝いたします。受講生のみなさんから、毎回数多くの気づきと学びを得たとのお声をいただきました。初めて男女共同参画という言葉に出会ったという方でも、終了時にはすべてにつながる欠かすことのできない考え方であるとの認識を新たにしたとスピーチされていました。これからも多くのサポーターと共に本県における男女共同参画社会を推進していきます。