事業報告 2009

事業名 自主事業 湯浅誠講演会
 STOP! 広がる日本の貧困〜ジェンダーの視点から
 いわて男女共同参画プランにおける施策の基本的方向 ■男女共同参画の視点に立った意識改革
□女性の参画拡大における男女共同参画の推進 
■労働の場における男女共同参画の推進
□家庭・地域における男女共同参画の推進
□女性の健康支援と女性に対する暴力への対処
 目的 1990年代から急速に広まった女性と若年層を中心とする不安定雇用は、近年、男性に広がりはじめ、経済的困窮や社会的孤立など「生活困難」を抱える人々が増加しています。日本を取り巻く貧困の実態を正しく学び、対策を図ることは男女共同参画社会の実現を図る上でも極めて重要な課題()とされていることから、県民に向けた学習機会として開催します。
)内閣府男女共同参画局「新たな経済潮流の中で生活困難を抱える男女に関する監視・影響調査報告」
日時 2010年3月15日(月)13:30〜15:30
場所 いわて県民情報交流センター(アイーナ)804会議室 
講師  湯浅 誠(ゆあさ・まこと)さん
NPO法人自立生活法人自立生活サポートセンターもやい事務局長、反貧困ネットワーク事務局長) 
定員 200人 
申込人数 267人
参加人数 230人(女性129人、男性76人、不明25人)
県内21市町村
 資料協力 岩手県立図書館(労働・貧困関連の蔵書リストを作成・提供)、連合岩手、いわて労連、NPO法人いわて生活者サポートセンター、盛岡市消費生活センター


内容
  
 
わかりやすい言葉で講義くださった湯浅さん
講義資料から
・「最も弱い人たちを最優先で全力で支援」(緊急雇用対策)
・図表:貧困の固定化→少子化
・各都道府県のワンストップサービスに関する情報(全国・岩手)
・OECDの分析(日本の貧困率は高位)
・子育て世帯の総体的貧困率と失業率%
・図表:貧困スパイラル 事業不振→父親の自殺→遺族の収入半減→高校授業料滞納→高校中退→ワーキングプア→低所得夫婦→子どもの貧困→高校授業料滞納・・・他


(湯浅さん(中央前)、ボランティアのみなさん、センター職員と記念撮影)
 参加者の声 ・マスコミのフィルターを通さない生のお話が聞けたことが有意義でした。(40代・女性)
・地域に帰って支え合いの「ため池」を作ります。(50代・男性) 
・ホームレスの方々に対しての自分の考えが変わった。(60代・女性)
・自己責任論的な考えを持っていたが、社会全体が本質に目を向ける必要があると思った。(20代・男性)
・講演の中で笑いが起きましたが、深刻すぎて笑えませんでした。(30代・男性)
・シングルマザーの貧困問題についてもう少し詳しく聞きたかった。(20代・女性)
・わたしたち一人一人が関心をもつことが大切であると思いました。(60代・男性)
 ボランティアの声 ・丁寧に対応いただき、活動しやすかったです。湯浅さんとお話できる時間、講演も聴くことができ、学びの多いボランティアとなりました。(20代・男性)
・初めてボランティアをしましたが、とても有意義な時間を過ごすことができました。(10代・女性) 
 担当者より なぜホームレスが増え続けているのか、なぜ女性には非正規労働者が多く、日本の母子世帯は世界一、仕事と子育てが両立しにくい状況に置かれているのか…日本の貧困が社会問題化するに至った経緯と現状をご自身の活動経験を踏まえながら、わかりやすく、テンポよく解説いただきました。10代から80代まですべての年代・性別の参加がありました。男女共同参画の視点を「経済」や「福祉」の課題に据え置くことの大切さをあらためて感じました。
 メディア報道 ・岩手日報社 2010年3月16日(火)「反貧困へ支え合いを−湯浅さん盛岡で講演」
・盛岡タイムス2010年3月18日(木)「反貧困ネットワーク 湯浅氏が講演」
・松園新聞  2010年4月1日(木)「自己責任」は無責任 社会構造に問題 湯浅さんが貧困について講演