松川地熱発電所

 八幡平市

"日本初の地熱発電所誕生のきっかけは、昭和27年、松尾村が温泉開発のためにはじめたボーリングであった。掘っても掘ってもめざす温泉は出ず、深度300メートル前後で噴出する蒸気に辟易した当時の村長沼田宗一氏は、その異常性に着目するとともに、専門である電気の知識から発電の可能性に思い当たり東化工(現日本重化学工業)や通産省工業技術院地質調査所など、当時の地熱調査関係者を動かすこととなる。昭和31年から始まった調査研究は幾多の困難を極めたが、昭和41年、ついにわが国初の地熱発電所が岩手の山峡の湯治場、松川温泉で産声をあげた。熱水を伴わない上質の蒸気を貯えた蒸気卓越型貯留層を有する発電所はわが国では唯一、松川発電所のみである。出力は当初の20,000キロワットから23,500キロワットになっている。この蒸気に真水を加え温泉として八幡平温泉郷のホテルや別荘、レクリエーション施設などに供給しているほか、病院のリハビリ医療やパイプハウスでの園芸栽培など多方面で活用されている。ミニ博物館『松川地熱館』がある。発電所見学は予約を。"

松川地熱発電所
地図

戻る