メッセージ「森は海の恋人」

 みなさんは、「森は海の恋人」という言葉を聞いたことがありますか?これは、今年で13年目を迎える植樹活動のキャッチフレーズとして生まれました。植樹活動は、平成元年、牡蠣を養殖する気仙沼の漁師さんで構成される「牡蠣の森を慕う会」のみなさんが、美しくきれいな海を守り続けるために、気仙沼湾に注ぐ大川の水源となっている室根山に広葉樹の苗木を植樹したのが始まりです。「森は海の恋人」という言葉は、気仙沼在住の歌人・熊谷龍子さんの「森は海を 海は森を恋ながら 悠久よりの 愛紡ぎゆく」という歌から採用された言葉です。熊谷龍子さんは、『歌集 森は海の恋人』(1996年、北斗出版発行)を上梓しています。

「森は海の恋人」象徴される水源涵養林の植樹活動は、気仙沼での活動が広く知られることとなったことから漁師のみなさんによる取り組みが全国に広がっています(漁民の森運動)

森は海の恋人


気仙沼湾の大川河口 気仙沼湾の大川河口

「牡蠣の森を慕う会」代表・畠山重篤さん
「牡蠣の森を慕う会」 代表・畠山重篤さん

略歴:1943年中国生まれ。 牡蠣養殖業。沿岸域の生物生産にとって、そこに流れる川、そして上流域の森林の大切さに気付き、平成元年より漁民による植林運動を開始する。50種25万本の広葉樹を植える構想。名付けて「森は海の恋人」運動。また、子供たちへの環境教育の重要性を痛感し、県内外の子供たちを海に招いての体験学習を行っている。招いた子供たちは3千5百人を超えた。「森は海の恋人運動」は、小学生の社会、中学生国語の教科書にも取り上げられ、環境教育のキーワードになっている。1994年朝日森林文化賞受賞。
[関連リンク]宮城県本吉郡歌津町立名足小学校