「ひこばえの森『環境の世紀』推進宣言」

 森は海の恋人シンポジウム後、5人の知事が記者会見を行い「環境の保全と創造のための取り組みを一層積極的に進めていく」とうたった「ひこばえの森『環境の世紀』推進宣言」を発表しました。

 (宣言全文)

 ひこばえの森「環境の世紀」推進宣言

 唐桑の漁師の皆さんが、豊かな海は豊かな森林から生まれるという理念のもとに室根の地に木を植え、両地域が手を携えてはぐくんできた広葉樹の森は、十数年を経て大きく成長しようとしています。
 ひとつの流域として森と海の関わりを見つめた「森は海の恋人」運動は、森を守り育てることがいかに地域の環境にとって大事なことかを教え、今や大きなうねりとなって全国に広がりをみせています。今、私たちが住んでいるこの地球は、温暖化の進行、森林の減少と砂漠化、水資源・エネルギー枯渇の懸念などの環境問題に直面しており、私たちの日々の暮らしにも影響を及ぼしつつあります。
 ここに新たな世紀を迎え、人類社会が健全に存続することのできる「環境の世紀」実現のため、いかに大量生産・大量消費の社会から脱却し、環境への負荷を最小限に止め、地球に優しい循環型社会を築いていくかが大きな課題となっています。
 もともと、私たちの暮らしは、縄文の昔から自然を共に生きるものとしてとらえる木の文化、森の文化が脈々と受け継がれ、環境と共生する歴史的素地を持っています。
 今こそその文化的精神に根ざして、私たち一人ひとりが環境を守り育てることを自らのこととして受け止めるとともに、行政と住民とが一体となって考え、行動することが必要となっています。
 ここに、あらためてその決意を新たにし、地道な活動がひいては大きな成果をもたらした「森は海の恋人」運動の理念を思い起こしつつ、第一歩を踏み出す思いをこめて、牡蠣の養殖体験やひこぱえの森での植樹を行うとともに、それぞれが、「環境の世紀」にふさわしい地域となるよう日常生活、学校、職場あるいは地域経営などあらゆる場面において、リサイクルの推進、省エネルギーの徹底など地球規模を見通した環境の保全と創造のための取組みを一層積極的に進めていくことを、ここに宣言します。

平成13年6月2日 水山牡蠣養殖場において
平成13年6月3日 第13回森は海の恋人植樹祭において

(知事ほかの署名)