春の例会・夏の例会



志戸前川流域

志戸前川流域

◇山菜と春の渓谷ウォッチング
 南八幡平に新緑の季節が訪れるのは4月の下旬から5月にかけて。会では日本に残る最後の清流のひとつ、志戸前川流域に出かけて山菜採りと渓流ウォッチングを楽しみます。コゴミやボウナ、タラの芽、フキ。山菜を探して山野を歩いていると、スミレ、ニリンソウなど春の野草とともに、ワサビやエノキダケに出会うこともあります。 保存の方法、見分け方などを教わりながら山菜を採り、天ぷらにして昼食タイム。清らかな志戸前川のほとりで山の恵みを噛みしめるのです。この志戸前川流域ではサンショウウオに出会うこともしばしばあります。
 ところが年々、この地域を訪れる釣り人などの数が増えるにつれ、流域に民家がないにもかかわらず、放置されたゴミが目につくようになってきました。会では、山菜を採った代わりに、川の周辺の清掃活動をしたところ、周辺2キロを歩いただけでビニール袋20袋ほどのゴミが集まってしまいました。年々、変化してゆく志戸前川流域。カエルやサンショウウオの卵は、来年も見つけることができるでしょうか。

女倉沢の沢登り

巨木観察
女倉沢の沢登り

巨木観察

◇沢登りと巨木観察会
 「沢登り」というと経験豊かなベテラン向き、と思われがちですが、水量の少ない沢や、おだやかな流れの沢であれば初心者でも沢登りを体験することができます。網張スキー場に隣接する女倉沢もそのひとつです。女倉沢は巨岩や滝が連続するアクティヴなコースですが、沢登りが初めての少年少女でも十分に挑戦可能です。すべりにくいスパイク付きの長靴、長袖、長ズボンに軍手を用意し、さらにヘルメットがあれば安心です。
 岩登りの基本、三点確保を理解すれば、大人よりも身軽な子供たちのほうがむしろ勇敢です。大人の背丈以上もある岩を前にしても、「登りはいいけど、こりゃ帰りが問題だ」などとつぶやきながらスイスイと登っていきます。初めて会った子供同士も、お互いに協力しあいながら沢登りをするうちに友情が芽生えることもしばしば。自力で沢を登った達成感は、何物にも変えがたい経験になるはずです。
 また、この女倉沢上流から小松倉岳へと山道を進んでゆくと、樹齢200年を経たミズナラの巨木を観察することができます。