地元学の取り組みは住民が主体


根田茂「心和会」会長 澤口忠さん

砂子沢自治振興会会長 佐々木新吉さん

広田純一岩手大学農学部教授の指導により地元学の取り組みが行われました

根田茂「心和会」会長 澤口忠さん

砂子沢自治振興会会長 佐々木新吉さん

広田純一岩手大学農学部教授の指導により地元学の取り組みが行われました

 

 根田茂地区はかつては46戸の集落であったが、梁川ダムの建設地となり24戸が転出。戸数が22戸に減少したこともあり、昨年から「根田茂町内会」という名称を「心和会」と変えています。ここ数年、「ラブラブ交流」の成果や、梁川ダムの建設にともなう自然観察会など、根田茂を訪れる人が増えているといい、その現状をふまえ、心和会の会長を務める澤口忠さんは「通すがりに根田茂を訪れ、山が美しい、水がきれいだとただ眺めて帰るのではなく、自然と触れ合い対話できる場所として魅力を発信していきたい」と地域づくりに対する思いを語っています。
 また、現在56戸からなる砂子沢自治振興会の会長、佐々木新吉さんも「砂子沢は山里ではあるが、古くから大迫や乙部と交流してきており、伝統芸能なども伝わっている。それらの古い記憶や歴史を自分たちの孫子の世代に伝えたいと思っても、どんな風に残したらいいのか、きっかけがつかめずにいた」といいます。
 平成11年11月10日に砂子沢、11月11日は根田茂にて第1回目の地元学を開催。砂子沢は20人の地区住民を含めて61名、根田茂は19名の地区住民を含んだ47名が参加。自治体からの参加者は住民のサポート役を務めながら地元学とは何かを体験しました。

地元をじっくりゆっくり歩くのが地元学の基本です

なんとなく会話が楽しくなるのが地元学です

地元をじっくりゆっくり歩くのが地元学の基本です

なんとなく会話が楽しくなるのが地元学です


 地元学の手法による「お宝探し」では、ガイド役ともいうべき地元の古老を班長にすえ、宝物の場所や内容を記録する「記録係」、写真を写す「写真係」などを分担。砂子沢地区は5班、根田茂地区は3班に分かれ、「残したいもの」「今はなくなってしまったがかつてあったもの」「美しいもの、珍しいもの」などを基準に、午前中の3時間ほどをあて「お宝」を探す「お宝探し(地域点検)」を行ないました。