太陽と風のエネルギーを目で見て実感

 

 

自作の風車で出力を測定します。角度を変えるだけで回るようになったりと、微妙な加減に四苦八苦する受講生たち。
 
自作の風車で出力を測定します。角度を変えるだけで回るようになったりと、微妙な加減に四苦八苦する受講生たち。   参加者1人ひとりの力をあわせて風車用の地面を掘る。

 8月11日、12日には新エネルギーを生かす実践方法を学ぶ第2回講座が開校し、県内外から31人が参加しました。12日の実践を前に、11日には各自が丸い紙で小さな風車を作り、出力を測定するなどエネルギー発生の原理を勉強しました。また、自然エネルギー推進フォーラム代表の都筑健さんを講師に、風力発電の仕組みも学びました。
 翌日は2グループに分かれ、ひとつは風車班、もうひとつは太陽光発電班として作業。風車班は7メートルの支柱を立てるため、まず地面を1メートルほど掘るところからはじめました。「土を掘る作業は久しぶり。子供時代を思い出します」とは、首都圏からの参加者。自作の風力発電機がそびえ、風を受けて回った瞬間は歓声が上がりました。

太陽光発電用のパネルを車掌車の屋根に設置。 太陽光発電はパネルの組み立て作業からスタートしました。かなりの重量のパネルを、学校の向かいにある車掌車の屋根に取り付けるのは一苦労。試行錯誤しながら回路をつなぎ、ようやく取り付けが終了した頃はすでに午後をまわっていました。
 車掌車の中に設置された配電盤では、風車と太陽光パネルの発電量がひと目でわかる仕組みになっていて、「汗をかいていっぱい悩んでの設置だからこそ、目に見えないエネルギーの発生が数字で見られるのはうれしいでしょうね」と都筑さんは話します。発生した電力は車掌車のデッキの明かりとして利用されます。
 「自然が大好きだからこそ、それが持つ計り知れないエネルギーを学びたいと思い参加しました。実際に参加者が製作し設置するまで体験できるから、難しい原理や理論もすんなり頭に入ってきます。たんなる風や光と思っていましたが、こんなにパワーがあったんですね」とは、親子参加のご家族。今後の「森と風のがっこう」では、太陽熱、小水力、バイオマス発電などに関する講座を開く予定です。