葛巻町と自然エネルギー

 

 エネルギー問題や地球環境問題が、強く叫ばれる昨今。葛巻町では、産業の振興や環境問題の観点から環境負荷の小さい新エネルギーの積極的な導入を進めています。そして、平成11年3月に「葛巻町新エネルギービジョン」を策定。いよいよその活動を本格的なものにしています。

 基本理念となる柱は3本。まずは、風や太陽光といった「天のめぐみ」。次に、畜産ふん尿や水力などの「地のめぐみ」。そして、豊かな風土・文化を守り育ててきた「人のめぐみ」となります。こうした理念に対して町民の理解を得ながら新エネルギーの導入に積極的に務め、実際に袖山高原の風力発電施設や葛巻中学校太陽光発電システムの導入へと繋げています。


《葛巻町新エネルギー宣言》

 エネルギー問題や地球温暖化、酸性雨などの地球環境問題は、地球を越え、国境を越えた問題であり、わたしたちの将来にも大きな影響を与えようとしております。
 かけがいのない地球のために、一人ひとりの足下からの取り組みが今求められています。
 わたしたちは、先人からの贈り物である豊かな自然を守り育てるとともに、この恵まれた自然の中で、「天のめぐみ」である風力や太陽光、「地のめぐみ」である畜産ふん尿や水力、そして豊かな風土・文化を守り育てた「人のめぐみ」を大切にしながら、町民一体となってクリーンでリサイクル可能な新エネルギーの導入に積極的に取り組んでいくことを誓い、ここに「新エネルギー町・葛巻」を宣言します。

 平成11年6月17日  葛巻町


袖山高原風力発電
 
葛巻中学校太陽光発電
袖山高原風力発電
流れる風に静かに羽を回す、白い3基の風車
 
葛巻中学校太陽光発電
流れる風に静かに羽を回す、白い3基の風車

 平成11年6月に建設されたこの発電施設は、第三セクターであるエコ・ワールドくずまき風力発電Mが実施主体となり、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「地域新エネルギー導入等促進対策費補助事業」により運営されています。
 袖山高原の緑と青空に浮かぶように建つ3基の白い風車は、そのたたずまいだけでなく風力発電を町の新たな観光資源としたシンボルとして、その存在感を強く印象づけてます。
 
 町全体で、環境保全や資源の再利用などの自然との共生を新たな町の理念の1つとしてかかげ町づくりを進めていることから、全面改築が予定されていた町立葛巻中学校に太陽光発電システムを導入(平成12年3月15日から受給開始)。生徒はもとより地域住民に対し、地球環境保全の重要性や新エネルギーへの関心を高め、普及啓発できる教育環境の整備を図っています。