地元学を始めよう

歩く、見る
歩くときに持っていくもの
  ◆地図 ◆カメラ ◆メモ帳 ◆画板 ◆筆記用具

●グループで歩く
 風の人(外のひと)と土の人(地元のひと)が一緒に歩くことで、地元の人が気がつかない発見があるかもしれません。
●ゆっくり歩く
 急ぎ足では、いろんなことに気がつくこともなく時間が過ぎるばかりです。風や鳥や木や草花と会話をするつもりで、ゆっくりと歩いてみましょう。
●役割を決めて歩く
 地元学では、グループごとにそれぞれ参加者の役割を決めて歩きます。
*案内人:メンバーが見つけた「もの」を説明する人。地元のみなさんです。
*記録係:「あるもの(お宝)」を見つけた場所とメモを地図に記入する人。
*写真係:「あるもの(お宝)」を写真に撮る人。
*点検係:「あるもの(お宝)」を探す人。

●なんだろう?が大切
 いろんなおしゃべりをしながら、何かを発見するつもりで歩いてみましょう。話をしているうちに自分が気がつかなくても、きっと誰かが「これ何?」と聞くはずです。地元学では「これはなんだろう?」という疑問が大切です。
●「お宝さがし(あるものさがし)」
 地元学では、名所、旧跡、豊かな自然環境など、地域の宝として残したいものを探すとともに、地域の暮らしの中にある生活の道具や食の習慣、祭りやしきたり、路傍の石碑、今は無くなってしまったけれど昔あったものなど当たり前のものを探す「お宝さがし(あるものさがし)」を行います。
●地形
 地図を広げて地域の地形を見てみましょう。等高線からどんな地形が見えるでしょうか。普段歩き慣れた道、近くにあるのに歩いたことのない道、路地の向こうの山道、山ふところにつつまれるように寄り添って暮らす家々、稜線の向こうに広がる隣町、川はどんな流れをつくっていますか。田畑はどんなところに多いのでしょうか。地図と向かい合って気がついたことはなんでしょうか。
地形
●道や建物
 昔からあった道、最近できた道、もうなくなってしまった道など、道は地域の暮らしや文化と密接にかかわっています。今は使われていない道の奥にぽつんと取り残された小さなほこらがあるかもしれません。グループで決めたルートからちょっと道草してみるのもいいでしょう。地域の伝統文化を色濃く残した建物は貴重な地域のお宝(資源)です。
道や建物
●水辺や樹木
 暮らしに欠かせない水は、どこからくるのか、どのように使われているのか、それは飲み水か、川から引かれているのかなど「水のゆくえ」を調べると地域の今と昔が見えてきます。そして水のわき出るところに大きな木があったりします。でも、どうして水と大樹は関係あるのでしょうか。1軒の家の水回りをていねいに調べると水が生活にとってどんな意味をもっているのか地域の特長が見えてきます。みなさんの地域には、川、堀、沼、井戸、ため池などはありますか。その水はどこへ流れていきますか。
●暮らしや道具
 いつもあたりまえのように生活している暮らしの中では、いろんな道具が使われています。生活の時間や食べ物は、営む仕事や地域によっても違います。みなさんの地域では、どんな暮らしを営み、どんな道具を使っていますか。
 暮らしには、いろんな風景があります。「暮らしの暦」「暮らしと食」「若い人の暮らし」「家族の暮らし」「農家の暮らし」「漁家の暮らし」など地域のどんな暮らしが見えるか楽しみです。
●草花や生き物
 身近にどんな草花や生き物がいるのか案外気がついていないことが多いものです。どんな草花や生き物がいるかを調べてみると、地域の自然のようすが見えてきます。野の花とばかり思っていた草花が貴重な希少植物かもしれません。地域の自然をまるごと調べるのも楽しい地元学です。