環境学習交流センター
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環境学習交流センター/岩手県地球温暖化防止活動推進センター ー推進員派遣実施記録20220508

推進員派遣報告

実施日:2022年5月8日

研修会:今起きている環境問題の基礎知識(1)

テーマ:環境問題

推進員:粒針 文子

主催者:市民生活研究会

対象:会員:会場8名、リモート4名 合計12名

地域:盛岡市

内容:
「今起きている環境問題の基礎知識」と題して、県内、国内、海外の事例を簡単に紹介し、特に身近な遠野市で起きている再生可能エネルギー事業で行った工事が原因で河川の汚染が生じ、農業に被害が出ていることを取り上げた。全国的にも同様の事業で、地元や近隣の住宅地や山林でトラブルが多発している。トラブルの主な内容は、事前に地域住民に知らされていなかったことで生じている。また、私有地に業者が無断で立ち入り樹木を伐採するなど悪質なケースも目立つ。そもそもは、ただ固定資産税を徴収されるだけの山林や空き地を有効活用し、再生エネルギー事業に結びつく太陽光パネルの大量設置や風力発電事業を持ち掛ける業者の多くが投資目的で行うことが問題。本来、持続可能性を重視した環境政策に則る事業のはずが助成金目当てで持続可能かどうかは二の次になり、地域住民との話し合いもせずに事業だけが管理不足のまま一人歩きした結果だ。今後は地域の環境問題を増やさないためには、それをチェックできる体制を地域主体で作ることが求められてきている。

推進員より:
熱心に聴講いただいた。次回もまた頑張りたい。

主催者より:
普段気づかないところでいろいろ起きているのがわかり、とても為になるお話でした。いつの間にか県内各地で山肌が削られ、風力発電の風車や太陽光パネルが並んでいるのにどこか不安だった参加者が多かったのでお話を聴けて良かったです​

 

 

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