岩手県立視聴覚障がい者情報センターだより タペストリー46 2021年6月1日発行 表紙 視覚部門体験会の様子 写真が3枚あります。 1枚目 点字の読み方の説明を受けています。 2枚目 音声ソフトを利用してパソコン操作の体験をしています 3枚目 音声訳の体験をしています 関連記事は4ページ 1「所長挨拶」 所長 佐々木和哉 令和3年度の事業実施に当たり、まずもって、日頃より当センターを御利用いただいている 多くの皆様を始め、運営に多大な御支援、御協力をいただいている関係者の方々に深く感謝 申し上げます。 当センターは、身体障害者福祉法等に規定された点字図書館と聴覚障害者情報提供施設の2 つの機能を併せ持つ施設として平成18年4月に開設して以来、点字図書や録音図書等の製作 及び貸し出し、点訳や音訳奉仕員など情報提供の担い手となる人材の育成、さらに、手話通 訳者や要約筆記者の派遣調整等に取り組み、視聴覚に障がいのある方々への情報提供の充実 とコミュニケーション支援の向上に努めて参りました。 こうした中、県内でも猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症は、当センターの運営 にも大きな影響を及ぼし、昨年度は、一部事業の中止や実施時期の延期、設備の利用制限等 の措置を取ったところであり、利用者及び関係者の皆様には大変な御心配、御不便をお掛け しました。 その一方、図書等の貸出しを始めとした当センターが提供するサービスは、継続して多くの 方々に御利用いただいており、読書や情報提供支援は、視聴覚に障がいのある方々の生活を 支える重要な役割を担っているものと改めて認識を強くした次第です。 利用者の方々の様々なニーズに的確に対応していくためには、点訳、音訳等の各奉仕員や手 話通訳、要約筆記等の意思疎通支援者の方々の御協力が不可欠であり、当センターでは、今 年度も引き続き、人材養成事業に力を注いでいくとともに、皆様に安心してセンターを御利 用いただけるよう、職員の検温やマスク着用、施設の定期的な消毒や換気、利用定員の上限 設定など感染防止対策を徹底して参ります。 今後とも、利用者及び関係者の皆様の声に真摯に耳を傾け、良質かつ適切なサービスを提供 できるよう、職員一同取り組んで参りますので、引き続き御支援、御協力を賜りますようお 願い申し上げます。 2「令和3年度 重点事業 視覚部門」 4月9日の点訳・音訳・録音図書編集・ITサポート体験会開催を皮切りに、視覚部門の今年 度の事業がスタートしました。 点字図書、録音図書を製作する奉仕員養成講習会は、5月から開講予定しました。昨年度は、 新型コロナウイルス感染症の影響で講習会の延期等がありましたが、無事に修了した14名 を新たに奉仕員として迎えることができました。今年度も、講師の皆様のご協力をいただき ながら、良質な図書を利用者の皆さんにお届けできるよう、奉仕員の皆さまと取り組んでま いります。 新型コロナウイルス感染症がまだ安心できない状況が続いているため、多人数が集まること は難しいですが、これまで好評をいただいている情報支援機器の体験や交流会など、感染症 対策を行いながら、安全に実施できるように内容を工夫し企画していきたいと考えておりま す。 今年度も、利用者の皆様のご意見を参考にしながら、お役にたてる情報の収集と発信に努め、 より良いサービスの提供と安心して利用できる施設作りに取り組んでまいります。 3「令和3年度 重点事業 聴覚部門」 今年度の手話通訳者・要約筆記者養成講習会が4月から始まりました。手話は11月、要約筆 記は12月までの予定で、その後修了者には、岩手県の登録試験を受けていただきます。昨年 度は手話通訳者1名、要約筆記者4名の方が合格しました。講師の皆さま始め、多くの方々 のお力添えにこの場を借りて感謝申し上げます。センターでは、今回合格された方々を含め 手話通訳者・要約筆記者の皆さまが安心して業務が行えるように、当事者の皆さまが安心し て通訳の依頼ができるように努めてまいります。 ビデオライブラリーでは、3月末に新作を配架しました。また、地元テレビ局制作の情報番 組に字幕を付けた作品を多数取り揃えております。ぜひ皆さまにご覧いただきたいです。 今年度も文化・学習・レクリエーション事業、パソコン(個別サポート)、点字・手話ミニ スクールなど、各種事業を十分な感染症対策の上で、実施したいと考えています。新型コロ ナウイルス感染症の状況を見ながら、各事業の予定が決まり次第、皆さまにお伝えしてまい ります。 4「点訳・音訳・録音図書編集奉仕員・ITサポート体験会」 4月9日(金)、視覚部門の図書製作奉仕員及びITサポーター体験会を開催しました。 当日は、朝から雪がちらつく天気となりましたが、久慈市からもお越しいただくなど、県内 から二十数名の方々にご参加いただきました。 センターの紹介DVDをご覧いただき、点訳、音訳、録音図書編集、ITサポートの4つの体験コ ースに分かれ、各1時間ずつそれぞれ希望のコースを選択して体験してもらいました。 点字の読み書きや、原稿を読みながら声を録音する体験、その音源をパソコン編集ソフトを 使ってCDに編集する体験を行ってもらいました。また、ITサポートは、音声読み上げソフ トを使用したパソコンを用い、サポートする側やアイマスクを着用した状態でサポートされ る側の体験を行いました。 コロナウィルス感染症予防対策のため小人数の定員制とし、検温や消毒、換気を行いながら 実施したことで、体験者の皆さんにはご不便をおかけしましたが、どのコースも和やかな様 子が見受けられ、点字図書と録音図書が奉仕員の手によってどのように製作されているのか、 またはITサポーターの活動を知っていただく良い機会となりました。 早速、養成講習会にお申し込みをされた方もおり、感染症がまだ落ち着かない状況が続く中、 たくさんの方々にご参加いただき、当センターの活動に興味や関心を持っていただけたこと をとても嬉しく感じました。 写真が1枚あります 体験会の写真です。デジタル録音図書編集の体験をしています 5「岩手県立視聴覚障がい者情報センター自主制作作品!奨励賞受賞!」 「聾教育資料室に貴重な歴史的資料があった!〜岩手県立盛岡聴覚支援学校をたずねて〜」 聴覚障がい者や手話関係者等による映像作品を発表するコンテスト「第17回さがの映像祭」 に初めて応募し、「奨励賞」をいただきました。県立盛岡聴覚支援学校様の多大なご協力が あってようやく完成した作品なのでとてもうれしく思っております。 皆様にも視聴いただき、感想などお寄せいただければと思います。 今後もこの賞を励みに、もっと良い作品を制作していけるよう担当者一同、力を合わせて制 作していきたいと思っております。応援!視聴をよろしくお願いいたします。 写真が1枚あります 映像祭でいただいた賞状と盾と制作したDVDの写真です 6「新任職員紹介」 所長 佐々木和哉 これまで、県北広域振興局保健福祉環境部、保健福祉部障がい保健福祉課、地域福祉課など、 県の福祉行政を長く経験してきました。 所長として、利用者の皆様にとって利用しやすく、必要なサービスを的確にお届けできるセ ンター運営に努めるとともに、職員にとっていきいきと楽しく働ける職場づくりを目指して 取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。 副所長 女鹿 一美 またまた戻ってきてしまいました・・が、全く違う仕事内容に戸惑っている毎日です。 みなさまのお力をお借りして、利用する方にとって心地よい場所であるよう努めてまいりま す。そして、コロナが早いとこ収束することを願いつつ、みなさんと集える日を楽しみにし ております。 情報支援員 哘崎 柚季 担当業務は主に要約筆記事業と文化・学習・レクリエーション事業など。 4月から聴覚部門に配属となりました。3月までは一戸町にあります、中山の園という施設で 働いておりました。早く係の仕事や手話を覚えて皆さんと楽しくコミュニケーションをとれ たらいいなと思っております。初めてのことばかりで不慣れではありますが、何卒宜しくお 願い致します。 点字校正員 中村 ひとみ 担当業務は点字図書資料製作、点訳奉仕員養成等に関する補助やJBニュースに関すること。 この3月からまいりました。これまで先輩方が築いてこられたものを崩さぬように、学び続 けていきたいと思います。そして、僭越ながら自分なりの働きを作っていけたら、幸いです。 不慣れでご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、これからどうぞよろしくお願いい たします。 IT推進専門員 川戸 巧  担当業務は身体(視覚・肢体)障がい者へのパソコンサポートに関することなど。 この度、4月1日付で視覚部門のIT推進専門員に着任しました川戸です。いち早く、奉仕員や ご利用者のお役に立てるように、30年間のコンピュータ・IT経験を活かしながら、未経験 を学び身に着け、サービス提供に誠心誠意励む所存です。皆様のご指導のほど、何卒宜しく お願い申し上げます 情報支援員 吉田 貴博 担当業務は字幕制作ボランティア活動の連絡調整や、聴覚部門の広報紙「ぷちたべ」の作成、 ぷちたぺビデオミニニュースの動画配信など。4月から情報センターで働くことになりまし た。新しい環境で緊張していますが、これからどうぞよろしくお願いいたします。 「ぷちたぺ」では、字幕制作ボランティアの皆さまが作成したDVDを紹介しております。ぜひ、 ご利用ください! 新任職員の写真が6名分あります 7「お知らせ」 お知らせ 「タペストリー」は当センターホームページからでもご覧になれます。 全 体 ホームページアドレス変更のお知らせ セキュリティ強化のため、当センターのホームページアドレスが変更されました。 大変お手数をおかけいたしますが、以下の新アドレスからアクセスいただきますようお願い いたします。 https://www.aiina.jp/site/sityoukaku/ 8「令和3年度岩手県盲ろう者通訳・介助員養成研修のご案内」  今年の研修は9月開始、全10回の予定  会場は岩手県立視聴覚障がい者情報センター 研修室または映写室  詳しくは、岩手盲ろう者友の会 事務局 佐々木まで  電話:090-6781-5054 FAX:019-606-1747   メール:iwate_db@yahoo.co.jp 9「職員エッセイdeリレー」 「春におもうこと」 情報支援員 野中 信子 景色を堪能しながら出勤する日が続いている。真っ青な空、高い土手には青々とした雑草に 黄色い菜の花と水仙、色のコントラストがいい。しばらく歩くと雄大な岩手山が見えてくる。 雪も残っていて季節のコントラストも絶妙。そして満開の桜となれば、晴れやかな気持ちと 一気に躍動感を感じる。「要約筆記」って何?惹かれるように受講した。当時の岩難聴会長 の要約筆記をする機会に恵まれたときのことだった。一時、会長はふらっとどこかへ行って しまった。缶コーヒーを手に戻ってこられたときは胸がいっぱいになった。当事者と要約筆 記者は「車の両輪」と言った会長の言葉を忘れない。そうなれるよう、ここで花を咲かせて いきたい。     (次回は田上礼子情報支援員にバトンタッチ)      次回令和3年9月20日発行予定 発行/岩手県立視聴覚障がい者情報センター 〒020-0045 岩手県盛岡市盛岡駅西通1-7-1  いわて県民情報交流センター(アイーナ)4階 電話 019-606-1743 FAX  019-606-1744 メール iwatesan@aiina.jp URL  https://www.aiina.jp/site/sityoukaku/ 「タペストリー」とは 皆で持ち味や個性を織り糸にして、創り上げるセンター、との願いです。感想・ご意見など ありましたら、お寄せ下さい。