岩手県立視聴覚障がい者情報センターだより タペストリー№48 2022年2月10日発行 表紙 接遇講座の様子 写真が2枚あります 写真1 接遇講座の受講者が講師と一緒に挨拶の手話をしています 写真2 視覚障がい者の誘導について講師が説明しています 視覚障がい者交流会 3回目(サロン)の様子 写真が2枚あります 写真1 サロン参加者が椅子に座って体操をしています 写真2 サロン参加者がペットボウリングを楽しんでいます (関連記事は3、4ページです) 1「新年のごあいさつ 所長 佐々木 和哉」 新年明けましておめでとうございます。 皆様には、希望に満ちた輝かしい令和4年の新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。 また、平素より当センターの事業運営に多大なる御支援、御協力をいただき厚く御礼申し上げます。 さて、昨年は、新型コロナウイルス感染症が本県においても猛威を振るい、8月から9月にかけて県独自の緊急事態宣言が発出されるなど、かつてない緊張の高まりとなりました。 当センターでは、来館での図書の閲覧や研修室等の貸出しを中止し、郵送による図書等貸出しの他、各種講習会等の日程変更といった対応を取らせていただきました。利用者を始め、関係者、関係団体の皆様には、大変な御不便をお掛けしましたが、宣言解除後の9月18日から通常どおり業務を再開しております。 こうした中、点字図書館部門では、各種奉仕員の献身的な活動により、点字や録音図書の製作に継続的に取り組んでおり、さらに、新たな人材を養成するため、奉仕員養成講習会を開催しているところです。今後も、奉仕員の方々の御協力をいただきながら、利用者の皆様が希望する図書をお届けできるよう努めてまいります。 また、聴覚障害者情報提供施設部門では、令和2年度から2か年にわたり開催してきた手話通訳者及び要約筆記者養成講習会の全課程がこのほど終了し、手話通訳5名、要約筆記15名の修了者を出すことができました。引き続き、手話通訳者、要約筆記者の養成及び派遣調整を通じて、聴覚に障がいのある方々のコミュニケーション支援に取り組んでまいります。 本年も、利用者の皆様の「知りたい」「学びたい」「楽しみたい」という多様な情報ニーズに的確に対応できるよう、職員一同力を合わせて、各種事業に取り組んでまいる所存ですので、なお一層の御指導、御支援を賜りますようお願いいたします。 結びに、皆様方のこの一年間の御健康と御多幸を祈念し、新年の挨拶といたします。 2「令和3年度視聴覚障がい者対応接遇講座」 11月16日(火)、当センターが入居するアイーナで働く方々を対象に「視聴覚障がい者対応接遇講座」を開催しました。 この講座は、例年アイーナ、マリオス及び盛岡駅周辺で働く方を対象として開催していましたが、今年度は新型コロナウイルス感染防止の観点から、規模を縮小しての開催となりました。 当日は計11名の方々にご参加いただき、視覚障がい・聴覚障がいの特性や、接遇の際に必要な誘導方法や手話について学びました。この講座を通して得たことを職場や業務のなかで役立てていただくとともに、日常の様々な生活場面における障がい者への配慮や支援につながればと思います。 今後も本講座を継続し、視聴覚障がい者への理解を深めていただけるよう取り組んでまいります。 写真が1枚あります センター職員が聴覚障がいしゃについての講義をしています 3「令和3年度体験スクールとミニスクール実施状況」 令和4年1月22日(土)に開催を予定しておりました「令和3年度点字・音訳・手話・要約筆記(筆談)体験スクール」は、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を考慮し、中止とさせていただきました。募集締切り前には定員の20名を超える申込みをいただき、お申込みいただいた方々には、ご期待いただいていたことと思います。開催に至らず、申し訳ございませんでした。この企画は、来年度も開催する予定ですので、またのお申込みをお待ち申し上げます。 当センターでは、中止とした今回のスクールのほかにも、視覚障がい者と聴覚障がい者についての理解を深めていただくことを目的に、県内の教育機関(小学校等)を対象とした「ミニスクール」を開催しております。今年度は、5月から12月までの間に16か所にお邪魔し、およそ500名の方たちに参加していただきました。 今後も視覚障がい者・聴覚障がい者への理解を深めていただけるよう、「体験スクール」・「ミニスクール」を開催してまいります。 4「奉仕員表彰」 当センター点字図書館部門の図書製作を支えてくださっている奉仕員の方々が、つぎのとおり表彰を受けられました。 表彰を受けられた方(敬称略) 令和3年秋の褒章 緑綬褒章 和田 貴栄子(音訳奉仕員) 和田さんは、昭和53年、岩手県立点字図書館の音訳奉仕員となり、以来43年間、視覚障がい者のための図書の音声訳ボランティアに従事されてきました。長年にわたる献身的な奉仕活動に心から敬意を表しますとともに、改めてお祝い申し上げます。    日本盲人社会福祉施設協議会 理事長感謝状 佐藤 勝紀(点訳奉仕員) 阿部 道代(音訳奉仕員)  奉仕員の皆様お一人おひとりの奉仕に心から感謝申し上げます。 5「身体障がい者パソコンサポーター現任者研修」 令和3年10月27日(水)県立療育センター理学療法士 齋藤貴大さんをお招きして身体障がい者パソコンサポーター現任者研修を行いました。 「身体障がい者のサポートをする際の留意点 ICTを用いた社会参加を促すためには」という内容で、肢体不自由者に対応したサポートの事例やe‌スポーツなどについて講義いただきました。  サポーター7名が参加し、「パソコンの用語なども詳しく説明していただいてよかった」「事例の紹介でイメージしやすかった」「e‌スポーツに興味がわいた」との感想をいただき、とても充実した研修となりました。 写真が2枚あります 写真1 センター所長の挨拶を受講者が聞いています 写真2 講師がスクリーンに映し出された資料を使って、講義しています 6「視覚部門交流会(サロン)開催」 10月2日(土)に今年度3回目となる視覚障がい者交流会(通称サロン)を開催しました。今回は、シルバーリハビリ体操とペットボウリング体験会を実施しました。  シルバーリハビリ体操とは「いつでも」「どこでも」「一人でも」できる手軽な体操で、関節を柔らかくし、筋肉を鍛え、日常の動作を楽にするという効果があります。サロンでは講師2名をお招きし、5名の参加者の皆さんには、椅子に座って、ゆっくり無理なく体を動かしていただきました。  ペットボウリングは横一列に並んだ水の入ったペットボトルを、サッカーボールを蹴って倒し、点数を競うというゲームです。参加者の皆さんはお互いに声援を送りながら、和気あいあいとゲームを楽しんでいました。  サロンでは今後も様々な内容で交流の場を提供する予定です。お気軽にご参加ください。 写真が1枚あります 参加者がベルを合図にペットボトルに狙いを定めています。 7「自主制作番組の紹介」 障害者放送通信機構「目で聴くテレビ」への番組を今年度も制作し提供しました。内容は、遠野市宮守にあるレトロな橋梁、「岩手めがね橋」です。全国各地に有名な「めがね橋」がありますが、遠野市のめがね橋は、宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」のモチーフになったといわれるアーチキョウです。 夜にはライトアップされ、幻想的な世界が広がり、橋の上を電車が走る様子はまさに「銀河鉄道の夜」のような光景!番組では道の駅みやもりの「わさびソフトクリーム」なども紹介しています。 また、今年度の2本目として、「字幕(手話)入りビデオ・DVDを借りよう!」の最新版を只今制作中です。来館貸出の他、郵送貸出の方法などを紹介する内容となっております。こうご期待! 写真が1枚あります 自主制作した作品のDVDです。表面にめがねばしとSLが印刷されています。 8「令和3年第2回文化・学習・レクリエーション開催」 ‌11月23日(火)「令和3年度第2回文化・学習・レクリエーション事業 電話リレーサービスについて知ろう」を開催しました。この企画は、日本財団電話リレーサービスの主催で、北海道・秋田・岩手で同時開催されたものです。 当センターの会場には14名のかたが参加され、オンラインで日本財団電話リレーサービス職員から電話リレーサービスの利用方法などについて説明を受けました。お店の予約や友達との会話はもちろん、緊急時にも利用できるということはとても心強いことだと感じました。質疑応答の時間には3名のかたが発言され、電話リレーサービスの職員が、使用方法や留意点について丁寧に回答してくださいました。参加されたかたからは「実際にお話しを聞けて良かった」「これから登録したい」という声が聞かれました。 写真が1枚あります 参加者がオンライン配信で説明される内容を熱心に見ています。 9「要約筆記者養成講習会修了」 12月11日、令和3年度要約筆記者養成講習会の修了式を行い、手書きコース9名、パソコンコース6名、あわせて15名が修了されました。昨年11月に始まった講習会は、新型コロナウイルス感染症の影響により、幾度か日程の変更もありましたが、受講生の皆さま、講師の皆さまのご協力により、全26回の講座を無事終えることができました。 修了された皆さまは、このあと2月の岩手県要約筆記者登録試験を目指すことになります。当センターでは、12月と2月に試験対策講座を開催し、修了生の皆さまを引き続き支援しています。そして一人でも多くの要約筆記者が誕生するよう、今後も岩手県の意思疎通支援事業を担う人材の養成に努めてまいります。 写真が1枚あります 要約筆記者養成講習会修了式で修了証書を受け取っています。 10「お知らせ」 「タペストリー」は当センターホームページからでもご覧になれます。 全体 年度末の図書等貸出停止について 3月25日(金)から3月30日(水) 年度末の資料整理及び点検のため、点字・録音図書、DVD、情報機器の貸出などのサービスを停止いたします。この期間は視覚部門閲覧室への入室ができません。録音室、研修室等の施設利用は可能です。また、3月31日(木)はセンター休館日です。 ご不便をおかけしますが、ご理解ご協力をお願いいたします。 視覚部門 サピエの全面停止に伴う図書貸出等の停止について 3月7日(月)から25日(金)まで サピエがサーバー交換等のため完全に停止します。停止期間中は、点字図書・録音図書の検索やダウンロード、他施設所蔵の図書の貸出依頼などができなくなります。ご不便をおかけしますが、ご理解くださるようお願いいたします。 聴覚部門 施設利用一部制限について 2月19日(土)17時から20日(日)17時まで 「令和3年度岩手県要約筆記者登録試験」実施のため、聴覚部門内フロア全室がご利用いただけません。ご不便をおかけしますが、ご理解ご協力をお願いいたします。 11職場研修 今年度も毎月末の休館日に職場研修を開催しています。当事者職員が講師となり障がいについて講義したり、職員が数人で視聴覚障がいしゃについての様々な情勢について発表し、理解を深めています。これまでに、「字幕付きCM」や「視覚障がい者とスポーツ」、「電話リレーサービス」について発表されました。次回はどんなテーマで発表してくれるのか楽しみです。 12「職員 エッセイ de リレー」 「わたしの趣味」           情報支援員 哘崎 柚季 これといった趣味の無いわたし。異動の際の自己紹介や初対面の方との会話でよくある「趣味は何ですか?」という質問が苦手です。それでもなんとか振り絞り、「ドライブです」とか「ぬか漬けをつけることです」というなんとも地味な趣味を発表してきました。しかし、そんな私にも趣味と呼べそうなものが出来たのです。それは、登山です。「まずは形から」と、リュックを買い、登山靴を買い、帽子を買い と必要なものを買い揃えるところから。いざ、山に登ってみると体力の無い私でもなんとか頂上まで登りきることができました。今は冬になり、しばらく行けないけれど、春になったらどこかへ登りたいと思っています。みなさんの趣味は何ですか? (次回は田村真由美情報支援員にバトンタッチ) 発行/岩手県立視聴覚障がい者情報センター 〒020-0045 岩手県盛岡市盛岡駅西通1―7―1 いわて県民情報交流センター(アイーナ)4階 電話 019-606-1743    FAX 019-606-1744 メール iwatesan@aiina.jp URL http://www.aiina.jp/facility/sityoukaku/sityoukaku.html 次回 令和4年6月1日発行予定 「タペストリー」とは 皆で持ち味や個性を織り糸にして、創りあげるセンター、との願いです。感想・ご意見などありましたら、お寄せ下さい。