岩手県立視聴覚障害者情報センターだより タペストリー№50 2022年10月10日発行 表紙 奉仕員のつどい 目で聴くテレビ 写真が4枚あります。 写真1 奉仕員のつどいに出席の皆様が着席し、開始を待っている様子です。 写真2 奉仕員のつどいで各種表彰を受けられた皆様と来賓、講師が写っています。 写真3 マルカンビル大食堂の名物、ナポリかつの写真です。 写真4 マルカンビル大食堂の写真です。 1「令和4年度 奉仕員のつどい」 日頃、点字図書や録音図書製作等でご協力いただいている奉仕員の皆様への敬意と感謝を表す場である「奉仕員のつどい」が、7月19日(火)アイーナ、会議室804で開催されました。今年は3年ぶりに「奉仕員のつどい」として記念講演も行われ、公益財団法人盛岡市文化振興事業団盛岡てがみ館の佐々木章行学芸員を講師にお迎えし「啄木・京助・胡堂」という演題で、本やテレビアニメでも人気となった啄木鳥探偵処から、岩手にゆかりのある石川啄木、金田一京助、野村胡堂それぞれのエピソードや関わりについてユーモアも交えながら楽しくお話いただきました。お話は発見の連続で、時折会場から声が上がるなど、大変有意義な時間を過ごすことができました。 今年度表彰を受けられた方々は、次のとおりです。 奉仕員のつどい表彰者一覧 (敬称略) 岩手県社会福祉事業団理事長感謝状 阿部道代(音訳奉仕員) 岩手県図書館協会会長感謝状 小野寺洋子(点訳奉仕員) 小川文子(点訳奉仕員) 松本美由紀(点訳奉仕員) 菅原千江子(点訳奉仕員) 中村眞理子(点訳奉仕員) 長山美季子(音訳校正奉仕員) 片倉恒子(音訳校正奉仕員) 岩手県身体障害者福祉協会会長感謝状 石垣淳(点訳奉仕員) 志田千枝子(点訳奉仕員) 菊池孝則(点訳奉仕員) 高橋節子(点訳奉仕員) 古内友子(音訳奉仕員) 千葉幸喜(音訳校正奉仕員) 岩手県視覚障害者福祉協会理事長感謝状 遠藤早苗(点訳奉仕員) 川島綾香(点訳奉仕員) 花原貴子(点訳奉仕員) 岩手県立視聴覚障害者情報センター所長感謝状 梅垣泰子(音訳奉仕員) 澤谷ひろみ(音訳奉仕員) 長山美季子(デジタル録音図書編集奉仕員) そのほか表彰を受けられた方 (敬称略) 公益財団法人鉄道弘済会主催「第52回朗読録音奉仕者感謝の集い」 朗読録音奉仕者地区表彰 梅野正子(音訳奉仕員) デイジー編集奉仕者地区表彰 齋藤正子(デジタル録音図書編集奉仕員) 皆様お一人お一人の奉仕に、心から感謝いたします。 写真が1枚あります。 奉仕員のつどい、記念講演講師のお話しを大勢の出席者が聞きいっている様子です。 2「夏休み子ども体験会」 みえないって、どんなこと?を開催しました 8月10日(水)、「夏休み子ども体験会 みえないって、どんなこと?」を開催し、3組7名のかたに参加していただきました。 約1時間の体験のメインは、映写室を真っ暗にしての暗闇体験です。手で壁を触りながら慎重に歩きました。参加者からは「見えないと距離の感覚がわからなくなる」といった感想が聞かれました。そのほかにも、声をガイドに鈴の入ったボールをパスしたり、視覚に頼らないゲームをしました。暗闇体験の最後に、似た形状の物の中から指定された物を選んでもらいました。途中のヒントを頼りに、みんな大正解!市販の商品に、点字や触って分かる印がついていることを知らなかった人も多く、新たな発見だったようです。その後は部屋を移動し、自分の名前を点字で書いたり、iPadで便利なアプリを体験したりと盛りだくさんの内容でした。皆さん熱心に取り組んでいて、この体験が視覚障害者への理解を深めるきっかけになったのではないかと思います。 次は11月に体験会を開催する予定です。多くの人に参加してもらえるよう、楽しい企画を考えています。 写真が1枚あります。 体験会会場の照明を全て落とし、懐中電灯の灯りで参加者に説明をしている様子です。 3「バリアフリー映画会」 「おらおらでひとりいぐも」 9月18日(日)にアイーナ会議室804にて、当センター主催、岩手県立図書館共催によるバリアフリー映画会を開催しました。開場前から行列ができるほどの盛況で、54名の方にご来場いただきました。 今回も新型コロナウイルス感染対策にご協力いただき、無事に終えることができました。 上映作品は、芥川賞作家で遠野市出身の若竹千佐子原作「おらおらでひとりいぐも」。夫に先立たれひとり暮らしの主人公の女性が、孤独の先で新しい世界を見つける物語をユニークな表現で描いた作品です。コミカルな場面では会場内から笑い声もあり、映画を楽しんでいる様子が見られました。音声解説や字幕があることで、より映画の内容を深く理解することができたのではないでしょうか。 バリアフリー映画会を通じて、障害の有無にかかわらず、誰もが映画を楽しんでいただき、障害をお持ちの方の社会参加について考えていただく機会になればと思います。 写真が1枚あります。 上映開始を大勢の方がお待ちになっています。 4「視覚部門 令和4年度 奉仕員養成講習会開講」 令和4年度の視覚部門奉仕員養成講習会は21人から申込みをいただき、5月にスタートしました。5月19日(木)に奉仕員合同講習会が行われ、県障害保健福祉課の淺沼主幹兼障害福祉担当課長から、県内の身体障害者の状況や取り巻く環境、法律等について詳しく説明をいただき、その後、当センターの中村点字校正員から「みえない人たちの暮らしと情報環境」と題し、当事者の視点も交えながらお話しました。 受講者の皆様には点字図書や録音図書の意義をより深く理解する機会となったことと思います。 合同講習後は、点訳、音訳、音訳校正、デジタル録音図書編集の4つのコースに分かれ、各講師の協力も得ながら、プログラムに沿って養成が進められています。受講者が不安とならないよう、ご協力もいただきながら新型コロナウイルス感染対策を徹底して行い、来年度の新たな奉仕員誕生を楽しみに取り組んでいきます。 写真が1枚あります。 奉仕員養成講習会の点訳を受講している様子です。 5「聴覚部門 意思疎通支援者(手話通訳者・要約筆記者)養成事業 2年間の講習がスタートしました」 意思疎通支援者(手話通訳者・要約筆記者)の養成は、当センターの数ある事業の中でも重要なものの一つです。養成期間はおおむね2年で、今年度は1年目の年にあたります。 手話通訳者養成講習者は7月3日に開講しました。受講者は4名で、今年度は3月5日まで全18回の講習を行います。 要約筆記者養成講習会は手書きコース、パソコンコースの2つがあります。手書きコースは受講者9名、パソコンコースは5名で、8月28日に開講しました。どちらのコースも3月12日まで全13回の講習を行います。 現在岩手県では、手話通訳者69名、要約筆記者81名が意思疎通支援者として登録されています。意思疎通支援者は、聴覚障害者の情報保障の担い手として社会生活のあらゆる場面で活躍していますが、まだまだ十分な人数であるとは言えません。 今年度の受講者が、将来の意思疎通支援者として活躍できるよう、講師の皆様のお力添えをいただきながら、養成に努めてまいります。 写真が1枚あります。 要約筆記者養成講習会開講式の様子です。 6「令和4年度市町村意思疎通支援事業関係職員向け研修会」 8月26日(金)、令和4年度市町村意思疎通支援事業関係職員向け研修会を開催。これは、市町村が実施する意思疎通支援事業の業務を担当する職員や手話通訳者及び要約筆記者(以下、意思疎通支援者)の派遣コーディネートを担う職員を対象に、聴覚障害者や意思疎通支援者への知識・理解を深める研修を実施することで、円滑な事業と適切な派遣が図られることを目的としており、今年度で5回目となります。 今年度は、岩手県及び13の市と町から21名のかたに参加いただき、午前中は、当事者の立場から意思疎通支援事業に望むことや、その活用場面と課題についてセンター職員からお話ししました。また、岩手県でも導入に向けて検討中の「遠隔手話通訳」について、県の進捗状況や、既に導入している宮古市や一関市の取組について、それぞれお話いただく機会を設けました。午後は、意思疎通支援事業における他機関との連携や、日々の相談対応の状況とう、それぞれの自治体の現状や課題とうについての意見・情報交換を行いました。参加者からは、他の自治体の状況を知ることができ、参考になったとの声が多く聞かれました。 今後も、意思疎通支援事業が聴覚障害者の皆様にとって利用しやすいものとなるよう努めてまいります。 写真が1枚あります。 センター職員の手話による講義を聴講している様子です。 7「目で聴くテレビ」 「昭和レトロを満喫!マルカンビル大食堂」 放送開始 障害者放送通信機構「目で聴くテレビ」は聴覚障害者のための放送局。全国各地の番組などを手話・字幕付きで放送しています。各地の聴覚障害者情報提供施設が同局に対して番組制作協力を行っており、当センターから今回提供した番組は、「昭和レトロを満喫! マルカンビル大食堂」です。 花巻市民に愛され、惜しまれつつ2016年6月に閉店したマルカン百貨店。その6階にあった展望大食堂が「マルカンビル大食堂」として翌年2月に復活! 昭和レトロな面影が漂う店内の雰囲気やメニューは当時のまま。箸で食べる名物の10段ソフトクリームは高さが約25㎝もあります。人気のマルカンラーメンやナポリかつなど、ボリューム満点の手づくり料理をお手頃価格で味わえる、昭和レトロなマルカンビル大食堂を紹介します。 目で聴くテレビで9月20日(火)から放送開始!目で聴くテレビが見られない方も当センターで視聴できます。是非ご覧ください! 写真が1枚あります。 マルカンビル大食堂の名物、ソフトクリームを4人の職員が割りばしで食べようとしています。 8「お知らせ」 「タペストリー」は当センターホームページからでもご覧になれます。 視覚部門 子ども体験会開催 みえないって、どんなこと? 開催日:令和4年11月12日(土) 会場:岩手県立視聴覚障害者情報センター  研修室・映写室 詳細は、決まり次第お知らせします。 聴覚部門 電話リレーサービス地域講習会開催 日時:10月22日(土)13:30~15:30(受付13時から) 会場:釜石情報交流センター 会議室 参加費:無料 申込締切り:10月15日 問合せ・申込み先:FAX 019-606-1744  電話 019-606-1743 メール iwatesan@aiina.jp 同時開催:字幕(手話)入りビデオ 移動ライブラリーも! 児童向けワークショップ「ほしぞらリウム」開催 日時:11月3日(木曜・祝日) 詳細は、決まり次第お知らせします。 9「職員エッセイ deリレー」 焼き芋の思い出 情報支援員 吉田貴博 秋の味覚はおいしいものがたくさんありますね。私は小学生のころに食べた「焼き芋」の味が忘れられません。その当時、学童クラブで焼き芋会をした思い出があります。みんなでサツマイモをアルミホイルで包み、落ち葉の「たき火」の中へ投入していきます。30分ほど待つと、一人に一つずつ出来立ての焼き芋が配られました。学童クラブ職員さんのすすめでバターを付けて食べましたが、じゃがバターのようにコクが出ておいしかったのを覚えています。今度焼き芋を食べるときは、久しぶりにバターを付けて食べてみようと思います。皆さんのおすすめの秋の味覚は何でしょうか。今年も秋の味覚を楽しみたいですね。 次回は西村千恵子IT推進専門員にバトンタッチ 発行/岩手県立視聴覚障害者情報センター 〒020-0045 岩手県盛岡市盛岡駅西通1-7-1 いわて県民情報交流センター(アイーナ)4階 電話 019-606-1743 FAX 019-606-1744 メール iwatesan@aiina.jp URL http://www.aiina.jp/facility/sityoukaku/sityoukaku.html 次回 令和5年2月ごろ発行予定 「タペストリー」とは 皆で持ち味や個性を織り糸にして、創りあげるセンター、との願いです。感想・ご意見等ありましたら、お寄せください。