岩手県立視聴覚障がい者情報センターだより タペストリーNo.53 2023年10月10日発行 表紙 奉仕員のつどい 見えない・見えにくい人のための情報機器展 写真が4枚あります。 1枚目 表彰者が集合しています。 2枚目 くどうれいんさんと音訳奉仕員の和田貴栄子さんが対談しています。 3枚目 来場者が職員から機器の使い方の説明を受けています。 4枚目 機器展で紹介された拡大読書器 1「令和5年度奉仕員のつどい」 日頃、点字図書・録音図書製作等でご協力いただいている奉仕員の皆様へ感謝と敬意を表す行事 「奉仕員のつどい」が7月18日(火)、アイーナ会議室804で開催されました。 表彰式の後、盛岡市在住の作家くどうれいんさんと音訳奉仕員の和田貴栄子さんによる対談 「本が届くうれしさ」が行われました。対談ではくどうさんが、参加者から事前に募った質問に答える形で、 作品のエピソードにふれたり、自ら作品を朗読するなどしていただきました。また、作家の立場から、 奉仕員の皆様の活動に感謝の言葉を伝える場面もあり、貴重な時間となりました。 今年度表彰を受けられた方々は、次のとおりです。 奉仕員のつどい表彰者一覧 (敬称略) ◎岩手県知事表彰 井手 厚子(点訳奉仕員) 牧野 昌子(音訳奉仕員) 細川ツイ子(デジタル録音図書編集奉仕員) ◎岩手県社会福祉事業団理事長感謝状 伊藤 久美子(音訳奉仕員) 川村 理恵子(音訳奉仕員) 佐藤 美代子(音訳奉仕員) 菅野 和枝(音訳校正奉仕員) 武田 良子(音訳校正奉仕員) ◎岩手県図書館協会会長感謝状 高橋 節子(点訳奉仕員) 藤澤 惠子(点訳奉仕員) ◎岩手県身体障害者福祉協会会長感謝状 大瀧 弘子(音訳奉仕員) 那須 佳織(音訳校正奉仕員) 森田 文子(音訳校正奉仕員) ◎岩手県視覚障害者福祉協会理事長感謝状 村上 陽子(点訳奉仕員) 八重樫 有子(点訳奉仕員) 豊川 伸子(音訳奉仕員) 村上 美恵子(音訳奉仕員) 及川 幸美(音訳校正奉仕員) 岩間 陽子(デジタル録音図書編集奉仕員) ◎岩手県立視聴覚障害者情報センター所長感謝状 岡田 早苗(点訳奉仕員) 中鉢 敦子(点訳奉仕員) 中鉢 孝雄(点訳奉仕員) 照井 和代(点訳奉仕員) 似内 美枝子(点訳奉仕員) 藤原 浩(点訳奉仕員) 藤原 久美子(音訳奉仕員) 星 紀子(音訳奉仕員) 三田 恭子(音訳奉仕員) 遠野 玲子(音訳校正奉仕員) 藤川 壽子(音訳校正奉仕員) 梅垣 泰子(デジタル録音図書編集奉仕員) 佐藤 文子(デジタル録音図書編集奉仕員) 高橋 裕子(デジタル録音図書編集奉仕員) 千葉 幸喜(デジタル録音図書編集奉仕員) そのほか表彰を受けられた方 公益財団法人鉄道弘済会主催「第53回朗読録音奉仕者感謝の集い」 ◎朗読録音奉仕者地区表彰 道又 百合子(音訳奉仕員) ◎校正奉仕者地区表彰 阿部 純子(音訳校正奉仕員) ◎朗読録音奉仕奨励賞 豊川 伸子(音訳奉仕員) 皆様お一人お一人のご奉仕に、心から感謝申し上げます。 写真が1枚あります。 集まった参加者が対談を聴講しています。 2「視覚部門 見えない・見えにくい人のための情報機器展」 8月28日(月)に当センター研修室を会場に、第3回サロン「見えない・見えにくい人のための情報機器展」を開催しました。 新型コロナウイルス感染症の影響により、ここ数年開催していなかったため、4年ぶりの開催となりました。 当日は視覚障害者、関係者及び一般の方など68名の方にご来場いただきました。 参加業者5社による視覚障がい者のための支援機器が所せましと並び、来場された方々は早速最新の機器を手に取って体験したり、 日頃の困りごとを相談したりしていました。 ふだんはなかなか会えない専門家からアドバイスを聞くことができる機会となり、満足していただけたようです。 今回展示された物の中には、テレビドラマで有名俳優が使用していた機器に似た、メガネ型音声読書器も2種類紹介がありました。 さすがにドラマほど万能ではありませんでしたが、メガネに付いているカメラで新聞を撮影すると、 ある程度きれいに合成音声で読んでくれたことに感動しました。 今後も皆さんに新しい情報支援機器や便利な機器を紹介する場を設けていきます。 写真が1枚あります。 参加者が機器の使い方を試しています。 3「視覚部門 令和5年度第2回視覚障害者交流会(サロン)を開催しました」 7月20日(木)に今年度2回目の視覚障害者交流会(通称サロン)を開催しました。 今回は「ガイドメイクで自信と笑顔を!」と題して、資生堂ジャパンのスタッフの方3名を講師にお招きし、 眉や唇のかたちに沿って自分の手指を「ガイドライン」にして行う化粧法を紹介いただきました。 講師のサポートを受けながら、スキンケア、ベースメイク、ポイントメイクまで終えた参加者からは、 「とても楽しく過ごすことができた。うきうきした気分」「若返った気がする。化粧品のつけ方などの基本を教えてもらったので、家でもやってみたい」 「出掛けたい気持ちになった」「スキンケアも教えてもらえて勉強になった」といった感想が寄せられました。 サロンではこれからも皆さんに笑顔になっていただけるような様々な企画を予定していますので、お気軽にご参加ください。 写真が1枚あります。 参加者がメイクの仕方を教わっています。 4「令和5年度 奉仕員 養成講習について」 令和5年度の視覚部門奉仕員養成講習会と身体障がい者パソコンサポーター養成講習会 は、5月にスタートしました。5月25日には、奉仕員養成及びパソコンサポーター養成の合同講習会を開催しました。 合同講習会では、県内の障がい福祉行政や障がい者を取り巻く課題、視機能と視覚障がいについての講義のほか、 受講生にアイマスクを付けてもらい、ガイドされる体験など、視覚障がいを理解してもらう実技を行いました。 合同講習会終了後、奉仕員養成講習会は点訳、音訳、音訳校正、デジタル録音図書編集の各コースに分かれ、現在17名が受講中です。 来年3月の修了式まで、ちょうど折り返し地点を回ったところです。 パソコンサポーター養成講習会は8月2日で全6回の講習が終わり、1名が修了、新たに身体障がい者パソコンサポーターとして登録いただきました。 当センターでは、これからも多くの奉仕員、サポーターを養成し、サービスの充実に努めます。 写真が1枚あります。 受講生が講習を受けています。 5「バリアフリー映画会「愛を積むひと」」 7月15日(土)にアイーナ会議室804Aにて、当センター主催、岩手県立図書館共催によるバリアフリー映画会を開催しました。 当日はあいにくの天気となり、大雨で足元が悪い中でしたが、23名の方にご来場いただきました。 上映作品は、「愛を積むひと」です。エドワード・ムーニー・Jr.の小説を、舞台をアメリカから日本に移して映画化されました。 第二の人生を踏み出そうと北海道へ移住するも、妻に先立たれた男が彼女の残した手紙によって再生していく姿をつづっています。 美しい北海道美瑛の丘を舞台に展開される人間ドラマに、思わずうるっときた人も。音声解説や字幕があることで、 映画の内容をより深く理解することができたようです。 バリアフリー映画会を通じて、障害の有無にかかわらず、誰もが映画を楽しんでいただき、障害をお持ちの方の社会参加について 考えていただく機会になればと思います。 写真が1枚あります。 参加者が映画を鑑賞しています。 6「令和5年度 意思疎通支援事業関係職員向け研修会 実施報告」 6月26日(月)当センターにて県及び13市町村等の計20名の出席をいただき開催しました。 午前は「意思疎通支援事業に望むこと」と題して(一社)岩手県聴覚障害者協会理事の及川政伸氏から、 協会が実施した会員アンケート結果からみえた課題や緊急時に通訳派遣を受けられる環境整備の必要性等、実例も交えながらお話いただきました。 参加者からは「当事者の不便さについて改めて考えることができた」「緊急時派遣のあり方を見つめ直さなければと感じた」等、 理解が深まった様子でした。その後は参加者間で事業の周知や利用促進、人材養成、派遣依頼への対応について意見交換しました。 午後は当センターから、遠隔手話通訳等をテーマに当事者から期待される活用場面の紹介と窓口対応を想定した遠隔通訳デモを実施。 筆談よりもスムーズに進み、通訳を介することの有用性を体感いただきました。続いて、導入自治体による好事例、予算や機材等について 情報交換を行いました。今後の支援に生かしていただくことで、聴覚障害者福祉のより一層の向上につながればと思います。 写真が1枚あります。 参加者が講話を聞いています。 7「目で聴くテレビ NYタイムズ2023年に行くべき52箇所2番目に掲載! 「ぶらり盛岡さんぽ」放送開始」 障害者放送通信機構「目で聴くテレビ」とは聴覚障害者のための放送局で、全国各地域の番組などを手話・字幕付きで放送しています。 各聴覚障害者情報提供施設が同局に対して番組制作協力を行っており、当センターも協力しています。 今回岩手から提供した番組は「NYタイムズ2023年に行くべき52箇所2番目に掲載!「ぶらり盛岡さんぽ」」です。 今年1月にアメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズが「2023年に行くべき52か所」を発表し、イギリスのロンドンに続き盛岡市が2番目に掲載されました。 「歩いて回れる宝石的スポット」と盛岡が高く評価され、日本のみならず世界中から大きな注目を集めています。今回は、NYタイムズで紹介された NagasawaCOFFEE・盛岡城跡公園・岩手銀行赤レンガ館など、魅力あふれる場所を盛岡の街並みとともに紹介しています。目で聴くテレビで絶賛放送中です。 当センターでも視聴できます。是非ご覧ください! 写真が1枚あります。 岩手銀行赤レンガ館を紹介しています。 8「お知らせ」 「タペストリー」は当センターホームページからでもご覧になれます。 聴覚部門 施設利用の一部制限について 12月1日(金)17時から21時 2日(土)9 時から17時 「令和5年度岩手県手話通訳者登録試験」実施のため、閲覧室を除きセンター内施設がご利用できません。 ご不便をおかけしますがご理解ご協力をお願いします。 手話・字幕入り動画 新シリーズ 「これってなーに?もやもやスッキリ」配信中! 当センターでは、聴覚部門が撮影・編集・字幕挿入し、YouTube 動画配信しています。 ぷちたぺビデオミニニュースに加え、新シリーズ「これってな〜に?もやもやスッキリ」の配信がスタート。 近頃よく聞く新しい言葉などを紹介しています。最新作は「IoT」。 ご感想や「この言葉解説して!」というリクエストをお寄せください。 写真が1枚あります。 職員がIoTについて説明しています。 9「職員エッセイdeリレー」 ホメオスタシス(恒常性) 所長 稲葉 亘 理科の授業で習ったホメオスタシス。 体内環境を一定に保とうとする性質があるおかげで生命機能が維持できている。たとえ発熱など変調を来しても、 ああ今、ホメオスタシスだなと思うと気が休まる。 さてさて、46 億歳の地球からの叫びが、年を追うごとに深刻だ。 地球は水をたたえながら、猛スピードで回り続け、生命を育んでいる。 過去に天体衝突や氷河期の経験はあっても、ここ 200 年のような人口急増は経験がない。80 億人からまだ増え続ける。 今、人間は地球 1.8 個分の暮らしをしているという。それだけ負荷をかけられては母なる地球といえども身が持たない。 野生の動植物は既に備えているような気がする。借りものの体もかけがえのない水の惑星も、同じようにいたわりたい。 何事も、バランスだ。 きゅうりは曲がっててもきゅうりだ。 (次回は簗田情報支援員にバトンタッチ) 発行/岩手県立視聴覚障がい者情報センター 〒020-0045 岩手県盛岡市盛岡駅西通1―7―1 いわて県民情報交流センター(アイーナ)4階 電話 019-606-1743    FAX 019-606-1744 メール iwatesan@aiina.jp URL https://www.aiina.jp/site/sityoukaku/ 次回 令和6年1月発行予定 「タペストリー」とは 皆で持ち味や個性を織り糸にして、創りあげるセンター、との願いです。感想・ご意見などありましたら、お寄せ下さい。