岩手県立視聴覚障がい者情報センターだより タペストリー№56  2024年10月15日発行 表紙 奉仕員のつどい 写真が2枚あります 写真1 講師の落合昭彦さんと受賞者の皆さんが笑顔で記念撮影に応じています 写真2 講師の落合昭彦さんがつどいの参加者の前で講演を行っています 眼で聴くテレビ 写真が2枚あります 写真1 郭公だんごと紙コップに入ったお茶があります。だんごはみたらし、ごま、あんこの三種類です 写真2 センターの職員が郭公だんごの味見をしています 1 令和6年度奉仕員のつどい 点字図書・録音図書製作等でご協力いただいている奉仕員の皆様へ感謝と敬意を表す行事「奉仕員のつどい」が、7月23日(火)、アイーナ会議室804で開催されました。 表彰式の後、元岩手めんこいテレビアナウンサーの落合昭彦氏を講師にお迎えし、「『街もりおか』がつないだ縁~2人の恩師から学んだ言葉の魅力と奥深さ~」というテーマでご講演いただきました。岩手での様々な方との交流や岩手言葉の魅力について、ユーモアを交えてお話しいただき、会場は大いに盛り上がりました。 今年度表彰を受けられた方々は、次の通りです。 奉仕員のつどい表彰者一覧(敬称略) ◎岩手県知事表彰 落合 榛美   (点訳奉仕員) 古藤 博子   (点訳奉仕員) 岩浅 てい子  (音訳奉仕員) 三浦 貴子   (音訳奉仕員) ◎岩手県社会福祉事業団理事長感謝状 佐藤 裕子   (点訳奉仕員) 永山 清子   (点訳奉仕員) 吉野 範子   (点訳奉仕員) 齋藤 弘子   (音訳奉仕員) 谷藤 康子   (音訳奉仕員) 小松 美奈子  (音訳校正奉仕員) ◎岩手県図書館協会会長感謝状 伊藤 瑞江   (点訳奉仕員) 坂尾 真由美  (点訳奉仕員) 林  雅子   (点訳奉仕員) 大瀧 弘子   (音訳奉仕員) 古内 友子   (音訳奉仕員) 八木 融子   (音訳奉仕員) 那須 佳織   (音訳校正奉仕員) 森田 文子   (音訳校正奉仕員) ◎岩手県身体障害者福祉協会会長感謝状 川島 綾花   (点訳奉仕員) 在家 いく子  (点訳奉仕員) 齊藤 弘行   (点訳奉仕員) 菅原 理恵子  (点訳奉仕員) 花原 貴子   (点訳奉仕員) 日影 惠子   (点訳奉仕員) 村上 美恵子  (音訳奉仕員) 及川 幸美   (音訳校正奉仕員) ◎岩手県視覚障害者福祉協会理事長感謝状 伊藤 瞬一   (点訳奉仕員) 中村 裕子   (点訳奉仕員) 藤原  浩   (点訳奉仕員) 澤谷 ひろみ  (音訳奉仕員) 藤川 壽子   (音訳校正奉仕員) ◎岩手県立視聴覚障がい者情報センター所長感謝状 菖蒲澤 友梨  (音訳奉仕員) 菅原 まゆみ  (音訳奉仕員) 布台 淑子   (音訳奉仕員) 郷右近 利恵  (音訳校正奉仕員) 中村 直美   (音訳校正奉仕員) 天沼 美香   (デジタル録音図書編集奉仕員) 遠藤 えり子  (デジタル録音図書編集奉仕員) 千田 喜美子  (デジタル録音図書編集奉仕員) その他表彰を受けられた方(敬称略) ◎公益財団法人鉄道弘済会主催「第54回朗読録音奉仕者感謝のつどい」 ・朗読録音奉仕者地区表彰  野崎 明美  (音訳奉仕員) ・朗読録音奉仕奨励賞 大瀧 弘子  (音訳奉仕員) 古内 友子  (音訳奉仕員) 村上 美恵子 (音訳奉仕員) 八木 融子  (音訳奉仕員) 皆様お一人お一人のご奉仕に心から感謝申し上げます。 写真が1枚あります。 講師の落合昭彦さんがスクリーンに映した恩師との写真を見ながら思い出を語っています。 2 令和6年度奉仕員・パソコンサポーター養成講習会開講 令和6年度の奉仕員養成講習会が5月にスタートしました。当センターには現在、点訳123名、音訳109名、デジタル録音図書編集70名の方が奉仕員として登録し、点字図書・録音図書の製作・編集にご協力いただいております。昨年度も点字図書105タイトル、録音図書146タイトルを製作していただきました。当センターの図書製作は奉仕員の皆様によって成り立っており、利用者に継続的に図書を提供するためには、毎年多くの奉仕員を養成する必要があります。 今年度は20名の方が奉仕員養成講習会を受講されています。講習会は来年3月までの長丁場となりますが、全員が修了できるよう、講師の皆様と共に支援してまいります。 また令和6年度の視覚障がい者パソコンサポーター養成講習会は、5月から7月にかけて全3回行われ、1名が修了、新たに視覚障がい者パソコンサポーターとして登録されました。 当センターでは、これからも奉仕員、サポーターを養成し、サービスの充実に努めてまいります。 写真が1枚あります。 受講者がパソコンを使用しながらパソコンサポートの方法について学んでいます。 3 意思疎通支援者(手話通訳者・要約筆記者)養成事業 2年間の講習がスタートしました 意思疎通支援者(手話通訳者・要約筆記者)の養成は、当センターの数ある事業の中でも重要なものの一つです。養成期間は概ね2年で、今年度は1年目の年にあたります。 手話通訳者養成講習会は5月19日に開講しました。受講生は6名で、今年度は2月2日まで全18回の講習を行います。 要約筆記者養成講習会は手書きコース、パソコンコースの2つがあります。受講生は手書きコース7名、パソコンコース8名で、8月24日に開講しました。今年度はどちらのコースも3月9日まで全13回の講習を行います。 現在岩手県では、手話通訳者69名、要約筆記者71名が意思疎通支援者として登録されています。意思疎通支援者は、聴覚障がい者の情報保障の担い手として社会生活のあらゆる場面で活躍していますが、まだまだ十分な人数であるとは言えません。 今年度の受講生が、将来の意思疎通支援者として活躍できるよう、講師の皆さまのお力添えをいただき、養成に努めてまいります。 写真が1枚あります。 受講生が講師の説明を聞いています。 4 バリアフリー映画会「ぼけますから、よろしくお願いします。」 8月3日(土)にアイーナ会議室804Bにて、当センター主催、岩手県立図書館共催によるバリアフリー映画会を開催しました。当日は110名の方にご来場いただき、会場は席の心配をするほど大盛況でした。 上映作品は、「ぼけますから、よろしくお願いします。」です。娘である「私」の視点から、認知症の母、今までしたこともなかった家事をなんとかこなす父の姿を丹念に描いたドキュメンタリーです。「老い」を正面から描き、切ない中にも両親の互いを思いやる姿、親子の絆が感じられる映画でした。自身や自身の親に重ねて観ていた人も多かったようで、「すごく考えさせられた」「感動した」との感想が多く寄せられました。音声解説や日本語字幕があることで、より映画の内容を深く理解することができたようです。 バリアフリー映画会を通じて、障がいの有無にかかわらず、誰もが映画を楽しむことができ、障がいをお持ちの方の社会参加について考えていただく機会になればと思います。 写真が1枚あります。 映画の上映後、来場者の皆さんがアンケート用紙に記入しています。 5 令和6年度三者交流会 「一緒に歩こう。一緒に聴こう。」 9月1日(日)、視覚部門の文化・学習レクリエーション事業である三者交流会を開催しました。「一緒に歩こう。一緒に聴こう。」をテーマに、センターの図書を利用されている利用者さん、その図書を製作している奉仕員さん、センター職員が参加して、午前中は盛岡観光コンベンション協会のふるさとガイドによる観光案内付きの街あるき、午後は立川只四楼さんを演者にお招きしての落語会を楽しみました。 街あるきは盛岡駅の滝の広場を出発し、大島高任生誕の地や啄木新婚の家、材木町を巡って盛岡駅まで帰ってくるという、約1.5㎞のコースを歩きました。ガイドさんの説明を聞きながら、知ってはいたけれど行ったことのなかった場所に行ってみたり、普段何気なく通り過ぎていた道で新たな発見があったりと、新鮮な感覚を味わうことができました。 落語会では「死神」「時そば」「天狗裁き」という3つの演目を披露していただきました。 テンポの良い語り口と噺の内容の面白さに、笑い溢れる愉快な時間となりました。 コロナ禍により中止していた三者交流会ですが、5年ぶりに開催することができ、皆さんとの時間を共有することができました。これからも様々な企画を準備して交流を図っていきたいと思います。 写真が1枚あります。 街歩きの参加者が、材木町の通りに設置してある宮沢賢治の像に触れながら、ガイドさんの説明をきいています。 6 令和6年度意思疎通支援事業関係職員向け研修会 実施報告 本研修は意思疎通支援事業を担当する市町村職員等を対象として年1回開催しています。7回目となる今年度は、6月24日(月)に当センター研修室で、県及び17市町村、24名にご出席いただき開催しました。 午前に「今、社会的に求められている市町村の役割とは~法令等から考える意思疎通支援のこれから」と題して(一社)岩手県聴覚障害者協会の高橋健一氏(手話通訳士)から、当事者が日頃抱えている困りごとや意思疎通支援に望むことについてお話いただきました。午後は災害時及び休日夜間の派遣対応をテーマに、当センターから他県の取組事例を紹介し、情報提供させていただきました。 また、聴覚障がい者のみならず、聞こえる人も含め、その人との意思疎通のために通訳を必要とする全ての人が必要な時に支援を受けられるよう、現在限定的となっている派遣対象範囲を見直すことや、制度の周知と利用促進を図ること、緊急時も派遣できる体制の確立と人材の確保(養成)等、さまざま意見交換も行いました。参加者からは「いつでも、どこでも、どんな時も、必要とする人が必要なときに意思疎通支援が受けられる環境整備が必要と感じた」等、理解が深まった様子でした。今後もこうした機会を作り、聴覚障がい者福祉のより一層の向上につなげていきたいと思います。 写真が1枚あります。 参加者が講師の説明を聞いています。 7 目で聴くテレビ 岩手一関『厳美渓名物!空飛ぶ郭公だんご』 障害者放送通信機構「目で聴くテレビ」(※)は聴覚障がい者のための放送局です。全国各地の番組などを手話・字幕付きで放送しています。各地の聴覚障がい者情報提供施設が同局に対して番組制作協力を行っており、当センターからも毎年番組を提供しています。今回提供した番組は、「岩手一関『厳美渓名物!空飛ぶ 郭公だんご』」です。伊達政宗も褒めた美しい自然が見られる一関の厳美渓。そこでは郭公屋の空飛ぶだんご「郭公だんご」が有名です。渓流をはさんだ対岸にお店があり、お店から張られたロープにカゴが付いていてカゴに代金を入れ合図の板をトントンと叩くと、カゴが空へのぼって行くようにお店へ飛んでいきます。しばらくするとお茶とだんごが入ったカゴが、お茶を一滴もこぼさず空を飛んでやってきます。空飛ぶだんごは味も絶品!明治11年創業、昔から愛されている郭公屋の『空飛ぶだんご』目で聴くテレビで絶賛放送中です!当センターでも視聴できますので、是非ご覧ください! ※「目で聴くテレビ」は、IPTV(インターネット光回線)によって全国に配信しており、番組をごらんになるためは、専用の受信機「アイ・ドラゴン4」が必要です 写真が一枚あります。 ロープを伝って運ばれてきたカゴの中に郭公だんごとお茶が入っています。 8 お知らせ 「タペストリー」は当センターホームページからでもご覧になれます。 視覚部門 ドコモ・ハーティ講座 日時:11月14日(木)13:00~15:30 会場:岩手県立視聴覚障がい者情報センター 研修室 内容:iPhoneSE基本操作体験編(初心者向け) 募集人数:10名(先着順) 締切:11月8日(金) 聴覚部門 施設利用の一部制限について 12月6日(金)17時から21時、7日(土) 9時から17時 「令和6年度岩手県手話通訳者登録試験」実施のため、閲覧室を除いたセンター内の施設はご利用いただけません。 ご不便をおかけしますがご理解ご協力をお願いいたします。 9 職員エッセイdeリレー 「母のその後・・・」 副所長 女鹿 一美 前回、この「職員エッセイdeリレー」に登場したのは、№11(2009年12月15日発行号)。その時は、母(ばば)の物好きペット(アゲハ蝶の幼虫)を自宅で飼っている様子をご紹介しました。その母も80歳となり、耳は遠くなり、腰が痛いと整形外科に通いながら、この夏も大好きな畑に出かけます。30℃を超す毎日なのに午前中は汗だくで畑仕事に・・・。こちらは熱中症で畑に倒れているのではないかと気が気でありません。ほどほどにするよう言ってもやりたいことがたくさんある模様。最近は「放置」です。まぁ、おかげ様で夏野菜をどう調理しようか毎日の楽しみでもあります。 楽しめるものがあるっていいなー。そろそろ私も引退が近くなってきました。「楽しめるもの」探さないと・・・(畑はムリだけど・・・)。 次は吉田情報支援員にバトンタッチ 発行/岩手県立視聴覚障がい者情報センター 〒020-0045 岩手県盛岡市盛岡駅西通1―7―1 いわて県民情報交流センター(アイーナ)4階 電話 019-606-1743    FAX 019-606-1744 メール iwatesan@aiina.jp URL https://www.aiina.jp/site/sityoukaku/ 次回 2月発行予定 「タペストリー」とは 皆で持ち味や個性を織り糸にして、創りあげるセンター、との願いです。感想・ご意見などありましたら、お寄せ下さい。