高齢者活動交流プラザ
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盛岡なでしこ

被災地の高齢者を健康面から支えるの画像

盛岡なでしこ

平成24年、盛岡市で結成 会員数10名
会長 佐々木 典子
連絡先 019-623-3947(内藤 咲子)

盛岡なでしこの画像

活動内容について

  1. 盛岡なでしこ お茶っこ健康相談サロンの運営開催(場所:山田町・山田南小学校仮設住宅集会所)
    • 血圧測定、健康相談
    • 転倒予防の軽い運動、ロコモーショントレーニングの指導
    • リフレッシュ体操
    • 食事指導を取り入れた楽しい昼食会
    • 手仕事の材料提供、指導
  2. 一人暮らしの高齢者および健康上の問題を抱えていると思われる高齢者世帯への個別訪問(大槌町仮設住宅居住者)
    • 一般社団法人大槌生活サポートステーションのメンバーとともに、一人暮らし高齢者や健康面で継続しての支援が必要な高齢者への戸別訪問による健康相談・支援活動
      月1回、1泊2日 3~4名の会員で訪問(4月から11月まで) 3~4グループで35~45件の個別訪問

助成事業以外の活動

  1. 平成26年12月から、NPO法人心の架け橋いわてが行う大槌町での活動に協力。月1~2回、サロン活動や同行訪問を行っている。
  2. 地域のイベント等(大槌町民大運動会、町内会イベント、海の盆など)への協力

団体を結成したきっかけは?

私たちの団体は、現役を引退したOB看護師によって活動しています。

活動のきっかけは、東日本大震災直後、日本看護協会の災害支援ナースとして被災地の避難所や被災病院などで活動したことです。

その後、避難所の閉鎖にともない、被災者の皆様の生活環境の変化や健康状態が気になり、閉鎖後の平成23年8月以降も任意のグループでたびたび仮設住宅を訪問しました。

訪問を通じて、健康状態の見守り支援や相談を継続して行う必要性を実感し、平成24年2月から正式に「盛岡なでしこ」として組織し、定期的に活動を始めました。

また、このような取り組みを通して、一人一人の健康を見守る役割のほかに、住民同士が顔を合わせることで新しい地域コミュニティづくりにもつなげていけるのではないかとも考えました。

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事業効果​は?​

以下、看護職の経験を生かし、定期訪問を行った効果について

  • 健康・生活状況を継続して観察し、支援することで健康状態の維持に役立っている。
  • 要治療者の見極めと専門的治療への助言ができている。
  • 継続することで住民同士のコミュニティづくりの一助になっている。
  • 年代も近く、会話を通して和やかな、心がほぐれる時間の提供ができている。
  • 活動を継続しているため、住民の皆様が訪問を楽しみに待ってくださっている。

活動回数

降雪期間を除いて、4月から11月まで
山田町は日帰り、大槌町は1泊2日で毎月各1回(年に8~9回活動)

今後の予定

活動から5年目を迎え、被災者一人一人の抱える課題が浮き彫りになってきています。このような時期に、相手の立場を尊重しながら話を聴き、日々の生活の中で健康を維持できるように支援に結びつけていくことの難しさを実感しながら活動していますが、気負わずに、地道に活動を続けていこうと思います。

今後の予定の画像1
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団体のPR

私たちの活動は、看護師の経験を生かしたささやかな貢献ですが、「盛岡から来た看護師です」との声掛けに、仮設で暮らす皆様は、私たちを気持ちよく迎え入れてくださっています。

長引く仮設住宅の中で、心身の健康を維持するために、看護師の経験が役立っていることに活動の意義と価値を感じています。

そして、皆様がそれぞれに困難な事情を抱えながらも、頑張っている様子から、私たちも力をいただいております。

大槌町の活動では、震災後から活動したボランティアの皆様が、今も時間を都合して応援に駆け付けて一緒に活動を続けている姿に力をいただきました。

また、宿泊等でお世話になっている地域の皆様方との暖かな関わりにパワーをいただき、元気に楽しく活動を継続しています。

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