ぐるーぷにわか
平成29年4月 遠野市で結成
会長 大久保 孝四郎
連絡先担当 小向 三枝子
Tel 080-6034-0885
助成事業について
- マンドリンと大正琴、打楽器で季節にあった曲を演奏し、参加型の音楽活動。
- 市内の介護施設を訪問し、音楽活動の中に認知症予防のための軽体操を取り入れた慰問活動。
助成事業以外の活動について
結成までの経緯
- 書道教室で知り合い、同じ町内に住んでいることと音楽活動に興味のあることがわかり、楽器は違いますが何か一緒に弾いてみましょうということが始まりです。
- 二人は楽器で演奏し、もう一人は歌うという形で練習が始まります。回を重ねているうちに自分たちのレベルアップのためには、誰かに聴いてもらうことが必要だと気付き、地域の介護施設を訪問することになりました。補助金を頂き、準備が整うと会員の意欲も増し、練習に熱が入っていきました。
- 全てが初めてだったので最初は聞いてもらうことから始めました。回を重ねるごとに一緒に歌う(声を出す)ことで楽しさが増すと思われ、参加型の音楽活動をめざすことになりました。
- 高齢者の施設訪問なので歌うことの難しい方もいます。打楽器を使うと負担が少ないのではないかと思い、補助金で打楽器を購入しました。これは参加者に好評でした。やはり、聞いたり歌ったり等の五感に刺激を与えることは大事なんだと思いました。
- 認知症介護施設の方は、毎月来てほしいと嬉しいお願いをされています。それに応えるためには演奏に工夫が必要です。年齢に合った曲を選ぶことに悩んでいる昨今です。
事業効果は?
- 施設利用者が打楽器を持ち、一緒に演奏したり歌ったりするので、退屈することなく音楽に親しんでもらっている。
- 地域の民謡を弾いた時、歌声と手踊りが自然発生的に広がった。選曲に悩んでいたので、やっと参加者の心を掴んだと感じ嬉しかった。
- 当初の予定にはなかったが『ふるさと創生大学』の賛歌演奏の依頼があり、思わぬところで「ぐるーぷにわか」の活動を知ってもらう機会となった。
- 定期的な演奏練習はできているが、施設訪問の日程調整がうまくいかないが、施設利用者は「次回はどんな演奏かな。」等と楽しみにしている声があがっている。
- 昭和の名曲を弾くことが多いので、参加者は短時間ではあるが若かった頃の思い出に浸っているようだ。
団体のPR
- お互いに無理のないところで音楽活動をしようと発足した「ぐるーぷにわか」です。数か月経った頃、地域に貢献することも考えようという声があがりました。そこで、近くの介護施設に演奏させていただけないかとお願いに行ったところ「ぜひ、演奏を聞かせてください。」と快諾を得ました。これがきっかけとなり、マンドリンと大正琴のコラボでの演奏練習が本格的に始まりました。ただ、マンドリン演奏者は十数年のブランクがあることと大正琴は習い始めたばかりというでこぼこでの練習で、なかなか上達しませんでした。マンドリンは弾く回数が増すたびにいい音色が響くようになりました。しかし、大正琴は経験が浅いこともあり聞いてもらえるような演奏はなかなかできませんでした。そこで指導者から直接教わる機会を設け、聞かせるための演奏ができるよう練習に励みました。
- 誰かに楽しんでもらうことで意欲が湧きますし、喜んでいる姿を目の当たりにすることは幸せな気持ちになります。また、地域のために貢献しているという満足感もあり、生きている喜びを実感します。ボランティア活動は、人と人との心の交流だと思います。今後も、支え合い活動を細く長く続けていきたいと思います。
活動回数
- 練習日は月2回が基本。(2回×12ヶ月=24回)
- 介護施設訪問の当日は、訪問前2時間を最終打合せや練習を行っている。
- 年間の活動回数は30回の予定。
今後の予定など
- 季節感のある曲の見直しと童謡の選曲を検討する。
- 町内の介護施設の他に市内の介護施設へ音楽慰問をしたい。
- 『ふるさと創生大学』の賛歌演奏がいつでも行えるように練習を充実させたい。
- 大正琴のレベルアップ(トレモロ・アルト)が必要だ。
- 今年は無理だと思うが、ハンドベル(楽器)を使って参加型の演奏を活動に取り入れたい。
- 認知症予防に音楽と軽体操を取り入れた活動を試みたい。(例えば笑いヨガ)