新着案内いわてさんNo.192- 今月の特集
今月の特集~東日本大震災を振り返る
2011年3月11日に発生した東日本大震災から14年。その後も日本では各地で地震による大規模な災害が相次いでいます。あの日の記憶を忘れず、新たな被害を最小限にとどめるよう行動することが、これからの私たちに求められていることなのではないでしょうか。
所蔵形態の後に(他)とあるのは他施設所蔵の図書です。岩手県内にお住いの方には当センター経由で貸出しが可能です。また、本欄で取り上げた音声デイジー図書をテーマごとにまとめた「特集パック」も用意しています。利用の方法など詳細はお問合せください。
震度7の生存確率
仲西宏之、佐藤和彦著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:震度7を超える巨大地震では、これまで教わった地震対策や地震教育は通用しない。巨大地震の発災の瞬間を生き残り、発災直後からはじまる地獄を生き抜くために必要な知識を、実践に即して紹介する。
涙にも国籍はあるのでしょうか
三浦英之著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:東日本大震災での外国人犠牲者数は誰も把握していない。彼らは東北の地で、どのように生きたのか。日常のはかなさと、それでも生きる人間の強さに触れるノンフィクション。
防災イツモマニュアル
防災イツモプロジェクト編
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:特別なことはしなくても「イツモの暮らし」が「備え」になる、新しい防災マニュアル。水、トイレ、キッチン、応急手当、連絡手段、本当に役立つ防災グッズなど、これからの防災のカギとなる在宅避難のための備えを紹介する。
孤塁
吉田千亜著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:原発が暴発・暴走するなか、地震・津波被災者の救助や避難誘導、さらには原発構内での給水活動や火災対応にもあたった福島県双葉消防本部の消防士約70名が、地元消防の苦難と葛藤を初めて語る。
救命
海堂尊監修
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:津波にすべてを奪われても、命の可能性を信じて彼らは闘い続けた。医師とは、いのちを救い、死を悼む存在なのだ―。極限状態で医療に携わった9人の医師が、その凄絶な日々を語る。
風の電話
狗飼恭子著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:東日本大震災で家族を失ったハルは、心の傷が癒えないまま広島の伯母のもとで暮らしていた。ある日、伯母が倒れたことをきっかけに、ハルは一人、故郷を目指す旅に出る―。2020年1月公開映画のノベライズ。
ナインデイズ
河原れん著
所蔵:点字 音声デイジー
内容:東日本大震災直後、岩手県庁内に設置された災害対策本部。医療班の指揮にあたった若き医師は、張りつめた緊張と混乱の中で、寝食を忘れ奮闘するが…。救助者たちへの取材をもとに、3月11日から9日間の激闘をリアルに描く。
荒地の家族
佐藤厚志著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:人が住み、出ていく。生まれ、死んでいく―。あの災厄から10年余り。生活も仕事道具も攫われ、妻を喪った男はその地を彷徨い続けた。仙台在住の書店員作家が、止むことのない渇きと痛みを描く。
ムーンナイト・ダイバー
天童荒太著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他) テキストデイジー(他)
内容:3・11から5年目となるフクシマ。非合法のダイバーは人と町をさらった立入禁止の海に潜降する。慟哭の夜から圧倒的救済の光さす海へ。鎮魂と生への祈りをこめた作品。
そして、星の輝く夜がくる
真山仁著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:神戸から、東日本大震災の被災地にある遠間第一小学校に赴任した応援教師・小野寺徹平。彼は児童たちとの交流の中で、被災地が抱える問題と向き合っていく…。混乱から未来へと向かう生命の輝きを描く、連作短編集。
ゼロエフ
古川日出男著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:話を聞きたい―。被災地360kmを歩き抜いた。報道からこぼれ落ちる現実を目にした。ひたすらに考えた―。福島で生まれ育った小説家が、故郷に全身で向き合ったノンフィクション。
あわいゆくころ
瀬尾夏美著
所蔵:点字(他) 音声デイジー
内容:絵と言葉のアーティスト・瀬尾夏美は、被災後の陸前高田に移り住み、変わりゆく風景、人びとの感情や語り、自らの気づきを、ツイッターで記録した。7年分のツイート、各年を語り直したエッセイなどを収録する。