新着案内いわてさんNo.194- 今月の特集
今月の特集~LGBTQ
LGBTQとは性的マイノリティを表す総称のひとつ。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クイアまたはクエスチョニングの頭文字をとった言葉。
5月17日は「多様な性にYESの日」というLGBTQ嫌悪に反対する国際デーです。世界的には「国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日(IDAHOBIT)」と呼ばれています。性のあり方を含め、多様性を尊重しあえる社会こそ、真に豊かな社会と言えるのではないでしょうか。
所蔵形態の後に(他)とあるのは他施設所蔵の図書です。岩手県内にお住いの方には当センター経由で貸出しが可能です。また、本欄で取り上げた音声デイジー図書をテーマごとにまとめた「特集パック」も用意しています。利用の方法など詳細はお問合せください。
LGBTと家族のコトバ
LGBTER著
所蔵:点字 音声デイジー(他)
内容:男と女の間にいる母、ゲイ3人で暮らす家族…。男女の夫婦と血のつながった子どもという家族像に当てはめることのできない、多様な家族のコトバを紹介する。
オレは絶対にワタシじゃない
遠藤まめた著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他) テキストデイジー(他)
内容:オレは男のはずなのに、なぜか女の体。おまけに女子校で、セーラー服姿の毎日。苦しすぎて、もう限界―。そんな悩めるトランス男子の軌跡と冒険の記録。一人ひとりが生きやすい社会の実現を熱く呼びかける渾身のメッセージ。
埋没した世界
五月あかり、周司あきら著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:「男性」から「女性」に同化していったあかりと、「女性」から「男性」に同化していったあきらが2022年にネット上で交わした往復書簡。エッセイとも解説書とも違う新しいかたちで、トランスジェンダーの経験を描き出す。
孤独な世界の歩き方
村上裕著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:虐待、いじめ、自殺未遂、カミングアウト…。ゲイの心理カウンセラーが、自分自身の半生を紐解きながら、セクシャル・マイノリティの視点と心理学的視点で、この生きにくい孤独な世界との向き合い方を語る。
LGBTを読みとく
森山至貴著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他) テキストデイジー(他)
内容:LGBTを手掛かりとして、多様な性のあり方を知る方法を学ぶための一冊。多様な性とその捉え方について押さえておきたい知識を紹介し、クィア・スタディーズという、性の多様性を扱うための学問領域の基本と応用を解説する。
スカートはかなきゃダメですか?
名取寛人著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:「少年のような少女時代」「バレエとの出会い」「性別適合手術で男性に」「結婚と家庭」…。世界的に有名な男性だけのバレエ団で活躍した唯一の日本人・名取寛人が語る、女として生まれて男になるまでと、夢の叶え方。
息子のボーイフレンド
秋吉理香子著
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:高校2年生の息子・聖将がまさかのカミングアウト。交際相手の雄哉は一流大学2年生でイケメンと、非の打ち所がない好青年。母・莉緒は2人の交際を認めるが、夫・稲男にはなかなか切り出せなくて…。
熊本くんの本棚
キタハラ著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:顔よし、体よし、性格よし。そのうえ読書家。なんだか現実味のないイケメンの熊本くん。仲のよい大学生・みのりは、熊本くんが、ゲイ向けアダルトビデオに出ているとの噂を聞き…。不器用な人たちの物語。
夏の約束
藤野千夜著
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:大学卒業後、ひた隠しにしていたのにゲイであることを社内に知られてしまったマルオ、その恋人のヒカル、男性から女性へトランスセクシュアルであるたま代。傷つきながらももう一つの世界で生きる彼らの姿を描く芥川賞受賞作。
総務部長はトランスジェンダー
岡部鈴著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他) テキストデイジー(他)
内容:アラフィフ・妻子ありの総務部長は、社内一斉メールでカミングアウトした。「これからは女として生きていきます」 家庭は? 会社は? 友人は? 自分らしく生きたい人に勇気を与える告白的ノンフィクション。
元女子高生、パパになる
杉山文野著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:セーラー服を着ていた。30歳で死のうと思っていた。そんな僕に、父として、LGBTQムーブメントのリーダーとして生きる日が訪れるなんて…。トランスジェンダーの著者が、仕事、恋愛、家族など社会の「普通」を問い直す。
アリとダンテ、宇宙の秘密を発見する
ベンジャミン・アリーレ・サエンス著 川副智子訳
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:1987年の夏、15歳の少年アリは、同い年の少年ダンテと出会う。自分をストレートにぶつけてくるダンテと、愛情を素直に表現し合う彼の家族に驚きつつも、アリは彼らに惹かれ、友情を育んでいき…。