新着案内いわてさんNo.145 - 今月の特集
新しい季節を迎えるあなたへ
今月は読書推進運動協議会が選定した「若い人に贈る読書のすすめ」から選びました。この春、当センターはたくさんの新しいスタッフを迎えました。改めて、スタッフ一同よろしくお願いいたします。フレッシュな気持ちとともに、今月の特集をお届けします。
所蔵形態の後に(他)とあるのは他施設所蔵の図書です。岩手県内にお住いの方には当センター経由で貸出が可能です。また、本欄で取り上げた音声デイジー図書をテーマごとにまとめた「特集パック」も用意しています。利用の方法など詳細はお問い合わせください。
泣いたあとは、新しい靴をはこう。
日本ペンクラブ編
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:親友を裏切ってしまったけど、どうしたらいいですか? 校則って理不尽じゃないですか? 自分のこと、人間関係、将来…。ティーンの悩みに、森絵都、冲方丁、俵万智ら44名の作家が本気で答えます。
「さみしさ」の力
榎本博明著
所蔵:音声デイジー(他)
内容:自分の内面に目が向かうようになる青年期。誰とも違う個別性の自覚とともに、痛切な「さみしさ」が生まれてくる。わかり合える友だちを求めながらも、心の中をのぞかれることへの抵抗感や比較意識からくる不安も強い。自立へと歩み出すために、さみしさの意味を見つめなおす。
人生で大事なことはみんなゴリラから教わった
山極寿一著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:ゴリラに会いにアフリカへ向かった大学院生の「わたし」。ときに命の危険を感じながら、ゴリラとジャングルを歩き…。世界的ゴリラ研究者が、40年間の研究生活を振り返りつつ、ゴリラから学んだ「人間の生き方」を伝える。
空気を読む脳
中野信子著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:なぜ、相手や周りの気持ちがわかりすぎる人ほど生きづらいの?日本の心性について、脳科学を中心とした科学的なエビデンスをもとに論じる。日本人の脳の「強み」を知る、不自由さを突き抜けるための処方箋。
たちどまって考える
ヤマザキマリ著
所蔵:音声デイジー(他)
内容:パンデミックを前に動きを止めた社会。世界を駆ける漫画家・ヤマザキマリもこれほど長期間家に閉じこもり、自分や社会と向き合ったのは初めてだった。しかしその結果「たちどまることが実は必要だったのかもしれない」という想いにたどり着く。この先世界は、日本はどう変わる?ペストからルネサンスが開花したようにまた何かが生まれる?自分の頭で考え、自分の足でボーダーを超えて。あなただけの人生を進め!
イマジン?
有川ひろ著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:憧れていた映像制作の現場に飛び込んだ、良井良助。専門用語が飛び交う慣れない現場であたふたする良助だったが、作品と向き合う仲間たちの熱気に、焦がれるような思いを募らせ…。
金子と裕而
五十嵐佳子著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:ともに音楽を愛する裕而と金子は、文通を通じた大恋愛の末に結婚する。戦後、疲れ果てたこの国に人びとを励ますために寝食も忘れて曲を作り続ける裕而に、金子は―。天才作曲家と彼を支え続けた妻の物語。
鐘を鳴らす子供たち
古内一絵作
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:放送劇は、物語は、きっと祈りなのだ―。敗戦後の混乱期。突然、ラジオドラマに出演することになった小学生たちの、戸惑いと奮闘を描く。NHKの連続放送劇「鐘の鳴る丘」をモチーフとした物語。
ほんとうのリーダーのみつけかた
梨木香歩著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:非常時というかけ声のもと、みんなと同じでなくてはいけないという圧力が強くなっています。息苦しさが増すなかで、強そうな人の意見に流されてしまうことって、ありませんか?でも、あなたがいちばん耳を傾けるべき存在は、じつは、もっと身近なところにいるのです。あなたの最強のチームをつくるために、そのひとを探しに出かけよう。
コロナの時代の僕ら
パオロ・ジョルダーノ著 飯田亮介訳
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:感染症とは僕らのさまざまな関係を侵す病だ。この災いに立ち向かうために、僕らは何をするべきだったのだろう。何をしてはいけなかったのだろう。そしてこれから、何をしたらよいのだろう。コロナの時代を生きる人々へイタリアを代表する小説家が贈る、痛切で、誠実なエッセイ集。