新着案内いわてさんNo.152 - 今月の特集
今月の特集~郵便
今年、日本の郵便制度は150周年を迎えました。私たちにとって、とても身近で大切な、なくてはならない制度、「郵便」が今月のテーマです。
所蔵形態の後に(他)とあるのは他施設所蔵の図書です。岩手県内にお住いの方には当センター経由で貸出が可能です。また、本欄で取り上げた音声デイジー図書をテーマごとにまとめた「特集パック」も用意しています。利用の方法など詳細はお問い合わせください。
雪国89歳の郵便配達おばあちゃん
清水咲栄著
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:手紙を届けて20年!坂も吹雪もなんのその、長野の里山にひとりで暮らす咲栄ばあちゃんは、冬の間だけ「村の郵便屋さん」になる。里山の暮らし、家族の話、大切な思い出話とともに元気いっぱいに暮らす秘訣を綴る。
「郵便局」が破綻する
荻原博子著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:名ばかりの「郵政民営化」により、収益もコンプライアンスも悪化した郵便局。かんぽ不正販売や超低金利で弱ったところをコロナショックが襲う。最も身近な金融機関「郵便局」破綻の衝撃から、どのように身を守るべきかを示す。
仁義なき宅配
横田増生著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:いまや日本最大の成長産業とも言われる宅配ビジネス。ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の大手三社は日々、どこよりも「速く安く多く」運ぶための苛烈なシェア争いを行っている。だがその一方で、アマゾンをはじめとするネット通販の「即日宅配」まで可能にする宅配業界の現場は、いままでベールに包まれたままだった。そこで著者は、宅配ドライバーの助手に扮し、あるいは物流センターのバイトとして働くという、「潜入労働ルポ」を敢行する。そこで見えてきた、宅配戦争の「光と影」とは―。
医務服を着た郵便局長3代記
埼玉新聞社編 高橋敏昭取材・執筆
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:ハンセン病療養所・栗生楽泉園の中にある郵便局は、入園者にとって、唯一社会とつながる窓であった。郵便局長を務めた黒岩親子3代の、偏見と差別をものともしない姿を描く。
郵便局使い倒し手帳
新田恵子著
所蔵:点字 音声デイジー
内容:31円プラスで普通郵便でも配達日指定できる! ゆうパックは発送後に配達日時の変更ができる! 手紙やはがき、荷物の発送・受け取り時の便利な郵便サービスやシステムの利用法を解説する。
事情のある国の切手ほど面白い
内藤陽介著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:反核を訴える北朝鮮の切手、公用語が記載されないベルギーの切手…。いかにも怪しい切手はなぜ作られるのか。郵便学者にして国際政治学の泰斗が、小さな紙片に込められた各国の驚くべき本音と外交術を解き明かす!
漂流郵便局
久保田沙耶著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:瀬戸内の小さな島にある郵便局は、届け先のわからない手紙を受け付ける、たったひとつの郵便局です。漂流郵便局(旧粟島郵便局)に寄せられた、心をゆさぶる69通の手紙を収録。実際の漂流郵便局のしつらえなども紹介します。
みつばの郵便屋さん
小野寺史宜著
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:郵便配達員の秋宏には兄弟がいて、今やちょっとした人気タレント。秋宏は顔は兄とそっくりだが、性格はいたって地味、なるべく目立たないようにしているのだが…。季節を駆けぬける郵便屋さんが運ぶ、小さな奇蹟の物語。シリーズ5作目まで、点字・音声デイジーが製作されています。
四つ葉坂よりお届けします
きりしま志帆著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:四つ葉坂郵便屋で働くハルは、先輩・六嘉のことが大好き。ある日、郵便総括局の局員が四つ葉坂郵便屋を訪れ、匿名で手紙が届かないという告発があり、六嘉を疑っているようなことを言い出し…。切なく優しい郵便ミステリー。
小説前島密
童門冬二著
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:「郵便の父」といわれる前島密。その先進的な活躍は大きく郵政事業を越え、陸・海運、鉄道、新聞等々近代日本の礎を築いた。幕末から明治にかけて日本の近代化を担った逸材たちとの出会いを通して「天馬」前島の半生を描く。
幻想郵便局
堀川アサコ著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:就職浪人中のアズサは「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけれど、「なりたいもの」がわからない。特技欄に“探し物”と書いて提出していた履歴書のおかげでアルバイトが決定。職場は山の上の不思議な郵便局。そこで次々と不思議な人々に出会う。生きることの意味をユーモラスに教えてくれる癒し小説。
片手の郵便配達人
グードルン・パウゼヴァング著 高田ゆみ子訳
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:ロシア戦線で左手を失い、故郷の山あいの村で郵便配達人として働く17歳のヨハンを主人公に、同じ年でドイツの敗戦を経験した作者が自分の生きてきた時代が犯した過ちを正面からみつめ、誰もが等しく経験せざるをえなかった「戦争の本当の姿」を渾身の力をこめて描く。