新着案内いわてさんNo.159 - 今月の特集
今月の特集~馬
今年は3年ぶりに岩手の初夏の風物詩チャグチャグ馬コが開催されます。岩手は古くから馬産地として知られ、馬との関わりが深い地域でした。そこで今月の特集では馬が出てくる図書を取り上げます。
所蔵形態の後に(他)とあるのは他施設所蔵の図書です。岩手県内にお住いの方には当センター経由で貸出が可能です。また、本欄で取り上げた音声デイジー図書をテーマごとにまとめた「特集パック」も用意しています。利用の方法など詳細はお問い合わせください。
ぼく モグラ キツネ 馬
チャーリー・マッケジー著 川村元気訳
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:じぶんにやさしくすることが、いちばんのやさしさなんだ。やさしくされるのをまつんじゃなくて、じぶんにやさしくなればいいのさ-。子どもから大人まで、だれの心にも入り込み、力をくれる人生寓話をイラストとともに綴る。
風の向こうへ駆け抜けろ
古内一絵著
所蔵:点字(他) 音声デイジー
内容:寂れた地方競馬の厩舎に配属された新人騎手の瑞穂。彼女の真摯な姿勢と懸命の努力で、厩舎の人々の心は徐々にひとつになっていく…。地方競馬を舞台に繰り広げられる、はみだし者達の熱い闘いと優しい愛の物語。
首里の馬
高山羽根子著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:中学生の頃から沖縄の郷土資料館の資料整理を手伝う未名子は、世界の果ての遠く隔たった場所にいる人たちにオンライン通話でクイズを出題するオペレーター。ある台風の夜、庭に迷いこんできたのは…。『新潮』掲載を単行本化。
ザ・ロイヤルファミリー
早見和真著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:成り上がった男が最後に求めたのは、馬主としての栄光。だが絶対王者が、望みを打ち砕く。誰もがもう無理だと思ったが、夢は血とともに子へ継承されて行く。競馬をテーマにしたエンターテイメント巨編。『小説新潮』連載を単行本化。第33回山本周五郎賞受賞作。
流鏑馬ガール!
相戸結衣著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:流鏑馬が盛んな青森県十和田市。弓道部の舞衣子は、東京から来た美鶴に入部を勧めるも断られる。美鶴はかつて桜流鏑馬で優勝した舞衣子に憧れ、十和田に来たのだ。流鏑馬をやろうと言う美鶴だが、舞衣子にはトラウマがあり…。
馬疫
茜灯里著
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:2024年、欧州での新型コロナ感染拡大を受け、夏季五輪は再び東京で開催されることに。だが五輪提供馬の審査会で、複数の候補馬が馬インフルエンザの症状を示す。ウイルスの正体は「狂騒型」の新型馬インフルエンザで…。
韃靼の馬
辻原登著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:18世紀、徳川の爛熟期。対朝鮮貿易を取りしきる対馬藩危機存亡のとき、窮余の一策として浮上したのが、伝説の汗血馬を馬将軍・吉宗に献上しようという策だった。その使命を帯びたのは…。『日本経済新聞』連載を単行本化。
颶風の王
河崎秋子著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:馬も人も、生き続けている――。東北と北海道を舞台に、馬とかかわる数奇な運命を持つ家族の、明治から平成まで6世代の歩みを描いた感動巨編。酪農家でもある新人がおくる北の大地の物語。三浦綾子文学賞受賞作。
あかり野牧場
本城雅人著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:北海道の小さな牧場が生んだ競走馬キタノアカリ。無敗のG1挑戦に、町全体がそわそわ、大騒ぎ。陰で笑われやっかまれ、肩身が狭くなろうとも、牧場主の灯野摂男はダービー制覇の夢を見続ける…。『優駿』連載に加筆修正。
天翔る
村山由佳著
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:ある事件から学校に行けなくなってしまった少女・まりもを、看護師の貴子は牧場へと誘う。そこで待ち受けていたのは、風変わりな牧場主と、乗馬耐久競技という未知の世界だった…。『小説現代』掲載を単行本化。
荒野にて
ウィリー・ヴローティン著 北田絵里子訳
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:生活費に困り、競馬場で調教師の手伝いをはじめた、15歳の少年チャーリー。ある事件をきっかけに、ひそかに老いた競走馬を連れ出して、伯母のもとをめざし…。孤独な少年の旅路を描く。2019年4月公開映画の原作。
戦火の馬
マイケル・モーパーゴ著 佐藤見果夢訳
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:愛する少年と穏やかに暮らしていた馬のジョーイは、戦場の最前線に送られた。そこで眼にした光景は…。ジョーイは少年との再会を信じて戦場を駆け抜ける。2012年3月公開の同名映画の原作。
すべての美しい馬
コ-マック・マッカ-シ-著 黒原敏行訳
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:1949年。祖父が死に、愛する牧場が人手に渡ることを知った16歳のジョン・グレディ・コールは、自分の人生を選びとるために親友ロリンズと愛馬とともにメキシコへ越境した。この荒々しい土地でなら、牧場の仕事を続けていくことができると考えたのだ。途中でブレヴィンズという年下の少年を道連れにくわえ、3人は予想だにしない運命―、激しい恋、流血、1人の死の渦中へと踏みこんでいく。