岩手県立視聴覚障がい者情報センター
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新着案内いわてさんNo.160 - 今月の特集

今月の特集~沖縄

今年5月に沖縄は本土復帰50周年を迎えました。青い海や白い砂浜といった美しい風景の裏側で、沖縄の人々は多くの苦難を乗り越えてきました。この節目の年に沖縄に思いをはせてみませんか。
所蔵形態の後に(他)とあるのは他施設所蔵の図書です。岩手県内にお住いの方には当センター経由で貸出しが可能です。また、本欄で取り上げた音声デイジー図書をテーマごとにまとめた「特集パック」も用意しています。利用の方法など詳細はお問合せください。

沖縄戦を生きぬいた人びと
吉川麻衣子著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:戦中戦後、言葉にはできなかったけれどずっと想い続けていたこと…。これまでに500名を超える、「沖縄戦」を体験した人びとと対話してきた臨床心理士が、語り手の揺れ動く想いを、数々のエピソードをもとに記す。


アメリカのパイを買って帰ろう
駒沢敏器著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:追憶の「アメリカの沖縄」―。憧れのアップルパイ、胸躍るラジオステーション、初めて英語を耳にしたあの日の入道雲…。1945年から1972年まで、日本に復帰する以前の沖縄の姿を描く。


兵隊先生
松本仁一著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:1945年の沖縄。戦闘で瀕死の重傷を負ったある日本兵が、米軍管理下の避難民キャンプで小学校教師となった。だが彼には、時代に翻弄される波乱の人生が待ち受けていた…。沖縄の人々と日本兵の交流を描いた感動の実話。


沖縄から貧困がなくならない本当の理由
樋口耕太郎著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:明るい太陽、人なつっこい人々。沖縄の印象は限りなく明るい。しかし、実は見かけとは全く違う社会だと著者は言う。その分析を読むうち、これは教育の書、はたまたビジネス書なのかという展開。やがて沖縄のかかえる問題は、そのまま日本が抱える問題なのだと思い致される。キーワードは「自尊心」。


アンマーとぼくら
有川浩著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他) テキストデイジー(他)
内容:休暇で沖縄に帰ってきたリョウは、親孝行のため「おかあさん」と島内を観光する。一人目の「お母さん」はリョウが子供の頃に亡くなり、再婚した父も逝ってしまった。観光を続けるうち、リョウは何かがおかしいことに気がつく。


テンペスト上・下
池上永一著
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:末期琉球王朝。少女は、国を救うため性別を偽り宦官になった。王府入りした少女は降りかかる難題を次々と解決するが、流刑にされてしまう。


サウスバウンド
奥田英朗著
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:父は国家権力が大嫌い。どうやらその筋では有名な元過激派で、学校なんて行くなと言ったり、担任の先生にからんだり、とにかくムチャクチャだ。そんな父が突然、沖縄・西表島に移住すると言い出し、その先でも大騒動に。父はやっぱり変人なのか?それとも勇者?家族の絆、仲間の絆を描いた傑作長編。


風のマジム
原田マハ著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:南大東島のサトウキビを使って、日本初の沖縄産アグリコール・ラム酒を造りたい! まじむは持ち前の体当たり精神で島に渡り、伝説の醸造家を口説き落とし…。実話を基に描くサクセス・ストーリー。『小説現代』掲載を書籍化。


宝島
真藤順丈著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他) テキストデイジー(他)
内容:英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた幼馴染み、グスク、レイ、ヤマコ。彼らは警官になり、教師になり、テロリストになり、同じ夢に向かった。青春と革命の一大叙事詩。


眼の奥の森
目取真俊著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:米軍に占領された小さな島で事件は起こった。少年は独り復讐に立ち上がる。戦争で刻まれた消え去ることのない記憶が、60年の時を超えて交錯する。


ブルー・ノート・スケッチ
湧上アシャ
所蔵:ボーダーインク
内容:あの夏、深い森のコーヒーショップで、少年は銀色の少女と出会った。やってくる〈そのとき〉のために―。沖縄県宜野湾市普天間生まれの著者が描く、リアルでリリカルな希望の物語。

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