新着案内いわてさんNo.164- 今月の特集
今月の特集~探偵小説
小説には様々な探偵が登場します。鹿撃ち帽をかぶり、パイプをくゆらせているあの人や、ボサボサ頭でヨレヨレの和服姿のあの人。今月はいろいろな探偵が出てくる本の特集です。あなたはどの探偵がお好みですか。
所蔵形態の後に(他)とあるのは他施設所蔵の図書です。岩手県内にお住いの方には当センター経由で貸出しが可能です。また、本欄で取り上げた音声デイジー図書をテーマごとにまとめた「特集パック」も用意しています。利用の方法など詳細はお問合せください。
刺青殺人事件
高木彬光著
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:東大医学部のうす暗い標本室に並ぶ、刺青をした胴体。不気味な色彩で浮かび上がる妖術師「大蛇丸」。この一枚の人皮から、恐ろしい惨劇が始まった。密室殺人と妖しく耽美な世界に神津恭介が挑む、戦後本格推理小説の礎となった処女長編。
名探偵の掟
東野圭吾著
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:密室トリック、首なし死体、消えた凶器。本格推理小説の代表的な道具立てを、これでもかとばかりにつめ込んだ作品。快刀乱麻の名探偵・天下一は、この難事件を見事解くことができるのか。
青空の卵
坂木司著
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:名探偵はひきこもり。並外れた観察力と推理力で世代、性別などを超えた多彩な登場人物と誰もがちくりと気になるような問題を解きほぐす連作推理短編集。
翼ある闇
麻耶雄嵩著
所蔵:点字 カセット 音声デイジー
内容:京都近郊に建つヨーロッパ中世の古城を彷彿させる館・蒼鴉城を「私」が訪れた時、惨劇の幕はすでに切って落とされていた。首なし死体、密室、蘇る死者、見立て殺人、二人の名探偵の火花散る対決そして・・・。
凶笑面
北森鴻著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:伝承は死なず、必ず甦る。封じられた怨念は、深き業を糧に何度でも息を吹き返す-。最新の民俗学を大胆に取り入れ、日本人の根源を容赦なく抉り出す、民俗学ミステリー。
地獄の奇術師
二階堂黎人著
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:十字架屋敷と呼ばれる事業家の広壮な邸宅に、エジプトのミイラのように顔中に包帯を巻いた、異様な風体の男が出没した。復讐のため地獄から戻ってきた「地獄の奇術師」と名乗るその男は、十字架屋敷に住む暮林一族を皆殺しにすると予告。
探偵はバーにいる
東直己著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:札幌の歓楽街ススキノで便利屋をなりわいにする「俺」は、いつものようにバーの扉をあけたが…今夜待っていたのは大学の後輩。同棲している彼女が戻ってこないという。どうせ大したことあるまいと思いながら引き受けた相談事は、いつのまにか怪しげな殺人事件に発展して・・。
147ヘルツの警鐘
川瀬七緒著
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:炭化した焼死体の腹部から、異様な「虫の塊」が見つかった。この難事件に際し警視庁は、法医昆虫学者・赤堀涼子の起用に踏み切る。死体の周りの虫から犯行を分析するという、彼女の捜査方法とは?
幻月と探偵
伊吹亜門著
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:1938年、革新官僚・岸信介の秘書が急死した。秘書は元陸軍中将・小柳津義稙の孫娘の婚約者で、小柳津邸での晩餐会で毒を盛られた疑いがあった。岸に真相究明を依頼された私立探偵・月寒三四郎は調査に乗り出すが…。
すべてがFになる
森博嗣著
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他)
内容:14才で両親殺害の罪に問われ、孤島の研究施設に閉じ込もった天才工学博士、真賀田四季。教え子と共に島を訪れた助教授の犀川は、交信を断っていた博士の部屋から女の死体を発見する。
ローマ帽子の秘密
エラリー・クイーン著 越前敏弥ほか訳
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:ブロードウェイのローマ劇場で異常事態が発生。劇の進行中に、ほぼ満席状態の観客席から男の毒殺死体が発見されたのだ。名捜査官リチャードと天才探偵エラリーが、劇場から忽然と消え失せた被害者のシルクハットの謎を追う!
ウッドストック行最終バス
コリン・デクスター著 大庭忠男訳
所蔵:点字(他) カセット(他) 音声デイジー(他) テキストデイジー(他)
内容:夕闇の迫るオックスフォード。なかなか来ないウッドストックへのバスにしびれを切らした二人の娘は、ヒッチハイクを始めた。その晩、娘の一人は死体となって発見される。もう一人の娘はどこに消えたのか?モース主任警部が導き出す鮮やかな解答とは。魅力あふれる謎、天才的推理を披露する探偵、華麗なる論理のアクロバット。本格ミステリの醍醐味を満喫できる、イギリス・ミステリを代表する著者の最高傑作。
その裁きは死
アンソニー・ホロヴィッツ著 山田蘭訳
所蔵:点字(他) 音声デイジー(他)
内容:実直さが評判の弁護士が殺害された。現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた数字“182”。作家のわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、元刑事の探偵ホーソーンによって奇妙な事件の捜査に引きずりこまれ…。犯人当てミステリ。