環境学習交流センター
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2023年度活動実績 

【釜石市立釜石東中学校】釜石市根浜海岸海浜植物再生支援事業 

【本事業の概要について】

釜石市根浜海岸は、東日本大震災以前は県内有数の海水浴場として知られていた一方で、地元の人たちにとっては漁業、観光資源として「かけがえのない場所」として存在していました。

地元の小中学生にとっては、年中行事の一つである海岸清掃を行う海岸として身近な自然がある場所であり、海岸マツ林およびハマナスなどの海浜植物群落が広がる白砂青松の美しい海岸でした。

しかし、東日本大震災によって砂浜が消失し、海岸林や海浜植物群落も大きな被害を受けました。地元の小中学生が「かけがえのない場所」として海岸清掃を行うことも、途絶えてしまいました。​

現在は復興が進み防潮堤などハード事業が終わったものの、以前見られた海浜植物群落は規模がとても小さくなってしまいました。

本事業は釜石市立釜石東中学校様のご協力を頂き、学生のみならず教諭および地元の住民、市役所、大学、地元団体、県域NPOなど多くの関係者を巻き込み、みんなで力を合わせ、海岸に生育していた海浜植物群落の再生支援活動を行うことで、地域の生物多様性を復元し、海辺の景観を再現することを目指しています。

景観の再生支援活動を通じて地域のアイデンティティを取り戻し、地元の中学生が地域への愛着を醸成することにもつながればと期待しています。

 

※本事業は、NPO法人環境パートナーシップいわてが一般財団法人みなと総合研究財団の未来のみなとづくり助成(港・海辺活動)を受け、実施しています。

 

 

<第4回:9月19日(火) 根浜海岸林再生事業④ > 

今回の作業は、草取り、柵のロープの取り付け、海浜植物の苗植えを行いました。非常に蒸し暑い天気でしたが、途中途中に吹く浜風に癒されました。夏に2年生自身が種まきを行い大事に育ててきた海浜植物が芽を出して、生徒自身もとても嬉しい&誇らしげな表情をしていました。今年度もあっという間に、根浜海岸再生事業が終わりました。私がこの事業に携わり始めたばかりの頃の中学1年生はあっという間に3年生になり、後輩に根浜海岸の大切さを伝える姿は非常に感慨深いですし、地域の宝を子供たちはじめ、地域で守っていく根浜海岸林再生事業の取り組みはとても素敵だなと再確認できた会でした。

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<第3回:7月10日(月) 根浜海岸林再生事業③ 

松林の草取り作業と看板設置作業を行いました。生徒の感想からも、「この達成感がたまらない!」「海開きが待ち遠しい!」

「根浜最高!」と いう前向きな言葉が溢れ、今回も大人たちも生徒たちも気持ちの良い形で締めくくることができました。

今年度最終回の 9 月も、気を引き締めて楽しく頑張ります。 

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<第2回:6月5日(月) 根浜海岸林再生事業② >

草取り、清掃活動を行いました。

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<第1回:5月31日(水) 根浜海岸林再生事業①>

岩手県立大学島田先生による「岩手の砂浜・根浜の砂浜と海辺の植物~海岸林・海浜植生~」についての講義と、ハマヒルガオの種子を削る作業を行いました。

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