環境保全活動支援
ミズアオイの生息地を守る活動に取り組んでいます
環境学習交流センターでは、⼤槌町郷⼟財活⽤湧⽔エリアにおいてミズアオイの生息地を守る活動に取り組んでいます。
昭和初期の頃、絶滅危惧種であるこのミズアオイは、大槌町で綺麗に花を咲かせていました。
しかしその後、建物の建設などでミズアオイは土に埋もれ、ミズアオイは長い間、大槌町で顔を見せることはありませんでした。
ですが、東日本大震災の津波で土がかき回され、60年ぶりにミズアオイの花が咲き、ミズアオイを守る会の皆さんをはじめ、
地域の皆さんのご協力のお陰で、震災から12年経った今も綺麗に花を咲かせています。
2年前は参加者が5人だったズアオイの生息地を守る活動。本年は40人にまで増えていました。
町全体で郷土財や自然の価値を守り、それを未来まで残し続けていこうという人が、増えていることにとても感銘を受けています。
また本年、今までの活動が評価され、日本ビオトープ協会主催の「第15回ビオトープ顕彰」(2022年度応募分)において、
環境活動推進賞を受賞しました。
これからも多くの方に生物多様性の保全活動の大切さをお伝えするとともに、
防災についての意識も高めていきたいと考えております。
ミズアオイの花は、7月に青くきれいな花が咲きます。
お近くにお越しの際は、是非⼤槌町郷⼟財活⽤湧⽔エリアに立ち寄っていただければ幸いです。
★第15回ビオトープ顕彰(2022年度応募)
環境活動推進賞:「大槌町郷土財活用湧水エリア ビオトープ」(北海道・東北地区、岩手県)
【受賞団体:大槌町、ミズアオイの池を守る会(代表臼澤良一氏)、岩手県立大学総合政策学部】
詳しくは下記をご確認ください↓↓
https://www.biotope.gr.jp/wp-content/uploads/kensyoNo15.pdf<外部リンク>
<令和5年度 ミズアオイの生息地を守る活動について>
花が咲く夏のころに一般の方向けに鑑賞会を予定しています。詳しい情報がわかりしだい、こちらのHPにてお知らせいたします。
[2023年度春に実施した土の撹乱作業の様子]
[一般の方が歩いて鑑賞できるように、2022年に木道が作られました]
【大槌町郷土財活用湧水エリア】
住所:岩手県上閉伊郡大槌町須賀町1−21<外部リンク>(クリックするとGoogleMapにつながります)