森林学習指導者研修会 参加レポート
「森から学び森から遊びを得る ブッシュ クラフトワークショップ」 参加レポート
<開催概要>
■開催日時:2023年9月30日(土)
■場所:都南つどいの森
■参加者:約26名(子ども含む)
■講師 川村晃寛 氏(森林インストラクター)
渋谷晃太郎 氏(岩手県立大学 総合政策学部 名誉教授/NPO法人環境パートナーシップいわて代表理事)
<参加スタッフからの感想>
・前半の実習①では、川村氏に野火をおこすための簡易なかまどの作り方や、竹串の作り方をレクチャーいただきました。竹串は竹を真ん中で割って、さらに真ん中を割って、、と、細くなるまでの繰り返し作業でした。講師のやり方をみて、手元に注意しながら皆で作業をしました。
この竹串にウインナーを刺して、かまどの焼き石のうえに乗せ、こんがり焼いて試食しました。皮はパリッとしていて、中身はジューシーに仕上がっており、たいへん美味しかったです。外で石の上で火を使って炙るだけで、ウインナーの味がこんなに変わるんだと驚きでした。
実習②では、ロープを使ったターザンブランコの作り方や、ロープの用途に応じた結び方についてレクチャーいただきました。不慣れな作業となり大変苦戦しましたが、うまくいったときは気持ちよかったです。車の荷台の荷物が動かない結び方(※トラッカーズヒッチというそう)などは、引っ越しの作業などふだんの生活にも応用が利きそうだと思いました。
・後半はお部屋をお借りし、講義2本ノックです!
1本目は、川村氏です。前半実習に関連した配布資料をもとに、解説をいただきました。つどいの森キャンプ地は、地形地質的な立地でいうと地すべり台地というそうです。4,500年前に断層が動いた後、ほどなくして地すべりが発生しそれから大きな変動はない場所とのこと。ほかにも森に関するいろんな遊びについて、資料をなぞりながら、教えていただきました。
2本目は、渋谷氏による講義「持続可能な開発目標SDGsについて」を皆で受講しました。本年は2016年にSDGsが発効しちょうど折り返し地点になるとのことで、過去から振り返りつつ、現時点での進捗状況についてお話いただきました。
なかなか、達成目標は立てたものの足踏み状態がつづいているようです・・地球は温暖化ではなく沸騰化していると言われる今、今年の夏は暑すぎたことの影響を考えると対策は待ったなしとおもわれます。一人一人が自覚をして小さくともアクションを続けていくしかないと改めて思いました。(担当:とうげ)
<イベント詳細はこちら↓↓>
特定非営利活動法人環境パートナーシップいわて(環境学習交流センター)では、森のゼミナール運営業務の一環として、
9 月30日(日)に盛岡市都南つどいの森にて、森林学習に取り組んでおられる皆さまを対象に指導者研修会を開催します。
講師は、当法人代表理事であり、岩手県立大学総合政策学部名誉教授の渋谷晃太郎を予定しています。
他に森林インストラクターの川村晃寛氏、川村冬子氏が森林を活用した各種アクティビティをお伝えします。
参加は無料です。森林学習に取り組んでおられるお仲間同士の、よき交流の機会にもなるかと思います。
多くの皆様のご参加を、お待ちしております。
チラシPDFファイルはこちら
20230930森林環境学習指導者研修会 [PDFファイル/830KB]
1. 日 時 令和5年9月30日(日) 午前10時~午後5時頃
2. 場 所 盛岡市都南つどいの森公園 こもれびの宿研修室他
(盛岡市湯沢1地割88番地 TEL:019-638-2270)
グーグルマップ https://goo.gl/maps/BEHhCozndRnacbXi6<外部リンク>
3. 講 師
・渋谷晃太郎 岩手県立大学総合政策学部研究・地域連携本部名誉教授
(特定非営利活動法人環境パートナーシップいわて 代表理事)
・川村晃寛氏 森林インストラクター・環境アドバイザー
・川村冬子氏 森林インストラクター
4. お申込み 電話、メール、FAX にて氏名、所属、連絡先、生年月日 (生年月日は、保険をかけるため必要です)
を下記までお知らせください。
※本事業は財源として「いわての森林づくり県民税」を活用し、岩手県農林水産部森林整備課の「森のゼミナール運営業務」を委託いただき実施いたします。